いつの間にか連続シリーズとなっていますが、今回はちょっと変わった視線で書いてみます。
ただ、人から聞いた話なので、不正確な部分もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。
今、この不況で、デジカメが売れなくなりつつある一方で、冷蔵庫と炊飯器が売れているそうです。
特に冷蔵庫は、大型のものが売れているそうです。
なぜだと思いますか?
まず、大型の冷蔵庫が売れている理由。
それは、特売日に大量に食料の買い物をして入れておくためだそうです。
では、なぜ炊飯器が売れているのか?
それは外食をしなくなり、家でおいしいご飯を食べたいためだそうです。
一方で、主にお父さんのお小遣いで買っていたデジカメは、「コスト削減」の対象となっているようです。(なんか悲しい….)
今、家庭で行っていることは、コスト削減のための長期的な投資です。
大型冷蔵庫も炊飯器も、購入コストを回収するためには、最低でも1-2年かかるでしょう。
それでも経済感覚の鋭さはもしかしたら(?)一般のビジネスマンをはるかに凌ぐ(かもしれない)家庭の主婦は、このような投資が自分の家庭では必要と判断して、あえてお金をかけている、ということなのでしょう。
なにしろ、家庭の家計を全て預かっており、家の経済状態は全て把握できているのですから、投資の優先順位付けも的確です。
これは企業のIT投資を考える上でも、参考になるのではないでしょうか?
今、企業にとって、大型冷蔵庫は何で、炊飯器は何なのか? デジカメは何なのか?
考えてみると、今後の方向性が見えてくるかもしれません。
ここで削減したお金で、競争力強化のためにITに再投資していく、と考えていくと、ここの投資は、長期的な差別化のための第一歩になるのではないでしょうか?
ちなみに私は、この冬のボーナスで、この夏に発売されたC社のフルサイズ・デジカメがどうしても欲しいと思っております。 (笑)