今月の日本経済新聞「私の履歴書」は、インドで最大の財閥タタ・グループ総帥だったのラタン・タタさんです。
ちなみにタタ・グループは、売上高10兆円、参加企業は100社超、社員50万人。創業は1868年ですから、明治元年に生まれた企業なのですね。
5代目会長に就任した1991年から1年半前に退任するまでの22年間で、売上高を17倍に成長させたラタン・タタさんですが、7月1日に掲載された第一回目に、ご自身のスローガンが紹介されています。
■Question the Unquestionable(定説を疑え)
■Always lead never follow(先行せよ、後追いするな)
■Think Big(大きく考えよ)
「まさに今こそ日本で必要なことだ」と思いましたが、考えてみると今の日本に限らず、常にビジネスでは必要なことなのですね。
ご自身も述べておられるとおり、巨大なタタ・グループが大企業病に陥らずに成長し続けた理由は、インド経済の成長という外部要因だけでなく、この考え方に依るところも大きいのでしょう。
毎朝、楽しみに拝読しています。