今年3月から勤務先の日本IBM・ソフトウェア事業でスキル開発担当になりました。そこで4月から毎月「朝塾」という社内勉強会を行っています。
ちょうど「朝カフェ次世代研究会」の社内版です。違う点は、朝カフェは午前6時半開始ですが「朝塾」は午前8時開始である点、もう一つは朝カフェはマーケティング中心に様々なテーマについて講演いただくのに対して「朝塾」は企業の経営者の方々に仕事について語っていただく点です。
先日、第6回目の「朝塾」を行いました。
今回は日本IBM相談役の北城恪太郞さんに講演をいただきました。
「朝塾」の企画・運営責任者として、ご講演の前後に初めて北城さんと10分ほどお話しさせていただく機会をいただきました。穏やかなお人柄の一方で、その場にご一緒にいるだけで不思議と自分の中に暖かいエネルギーが自然と沸き上がってくる方でした。
お話しは、北城さんが若い頃に米国IBM本社と直談判した頃の話、1990年代に日本IBMの社長として変革を行った頃の話、今の日本IBMソフトウェア事業への提言等、充実したお話しでした。
Q&Aにもじっくり時間を取っていただきました。その中で特にご紹介したい話がありました。
「30代にちょっと仕事をし過ぎた。もっと家族に時間を使った方がよかったかな、と思う」
子供が大きくなると、小さい頃に一緒に遊んだ時のことをよく覚えている。もっとそんな時間を作るべきだった、というお話しでした。
30代の北城さんはちょうど社長候補として頭角を現した頃。その責任とご多忙さは恐らくもの凄かったことでしょう。
しかし一方で、仕事も、家族も、プライベートも、それぞれが大切な人生の一部であることを、改めて実感しました。
講演を快諾いただいた北城さんに感謝です。