ソーシャルな時代=正直者の時代


コーネル大学のジェフリー・ハンコック准教授が「ソーシャルメディアが人を「正直者」にする理由」という記事をCNNに寄稿されています。

こちらの書評でも紹介させていただいたように、ソーシャルが普及して「透明な時代」になりました。

実際にこの記事でも、最もウソが多いのは電話で、電子メールなどではウソが少ないという調査が紹介されています。

 

かつてコミュニケーションはうたかたのものでした。

記事では、言葉を交わすようになったのは10万年前。字を書くようになったのは5000年前。人類の半分以上が読み書きできるようになったのは第二次世界大戦後。つい最近、と書かれています。

今や電子メールやTwitter、ブログはずっと記録が残ります。

だから「正直者の戦略が結局得をする」というのがこの記事の結論。

 

しかし考えてみれば、昔からこんな言葉もあります。

"Honesty pays in the long run." (長い目で見れば、正直は報われる)

私も普段なるべくhonest communicationを心がけています。ウソをついて人をだますのは嫌いですし、仮にウソをつかざるを得ない場合でも辻褄を合わせられるほど器用でありません。

日々のコミュニケーションもそうですが、ブログやTwitter、Facebookの場合はなおさらです。

確かに、ソーシャルの時代は、人々がより正直であることを求める時代。

このように考えてみると、私たちはよい世の中にいる、とも思います。