仕事の優先順位は、必ずしも、緊急度と重要度だけで全てが決まるのではない(2)


先日書いた、「仕事の優先順位は、必ずしも、緊急度と重要度だけで全てが決まるのではない(1)」 の続きです。

前回書いたように、仕事の優先順位を「緊急度」と「重要性」だけで考えていては、必ずしも生産性は高まりません。

前回は、「他人の返事が必要な仕事なのか」「他人が返事を必要としている仕事なのか」「自己完結した仕事なのか」が一つの判断基準だと書きました。

そして、「自分のコンディションを考えて、どの時間帯にどの仕事をすると、アウトプットの質と量が高まるか」を考えることも必要、と書きました。今回はこの方法についてご紹介します。

 

その方法は、「創造性の高い仕事は、朝の時間を使う」というものです。

私の場合、朝の方が頭が冴え、創造性も高いことが多いのです。

朝7時に出社していますが、特に頭が冴えているのは、朝の7時から11時です。そして午後を過ぎると徐々に頭が疲れてきます。

 

ということで私は、アイディアが必要な仕事は、出来るかぎり早朝や午前中にシフトして行うようにしています。

逆に、集計作業や繰り返し作業等は、頭が疲れてくる午後に行うようにしています。

アイディアが求められる仕事を、頭が一番稼働している時間帯に割り当てることで、一日の生産性が大きく高まります。

 

もう一つの方法は、情報インプットは午後行い、分析は翌朝行う、というものです。

これは、当ブログで5年ほど前に紹介した、ジェームズ・W ヤングが「アイディアの作り方」で書いていた方法です。

ヤングは次のように述べています。

「アイディアの作成は、一定の明確な過程であり、流れ作業である。この技術を修練することが、これを有効に使いこなす秘訣である」

「アイディアとは、既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない」

 

この本を読んだのは20年前ですが、それ以来、企画を立てる際に実施しているのは次の方法です。

資料読込み(=頭への大量インプット)は、正午から夕方にかけて行います。ひたすら考えながら頭に入れて頭が一杯一杯でこぼれそうな状態にします。いったん、その状態になったら、あとは、なすがままにして忘れます。

この状態にすると、資料の分析と洞察は、眠っている間に、大量の情報を潜在意識が整理してくれることが多いのです。

翌朝、再び考え始めると、前日は気がつかなかった新たな洞察が得られます。

このような新たな洞察は仕事の品質と効率を格段に上げてくれます。

 

自分の頭のコンディションを考えながら、一日の中で「仕事と時間の組合せ(=ポートフォリオ)」を考えながら仕事をしてみると、格段に生産性が上がっていきます。

是非お試しを。

 

 

仕事の優先順位は、必ずしも、緊急度と重要度だけで全てが決まるのではない(2)」への3件のフィードバック

  1. 午前中に創造的活動、午後に単調作業というのは、私も午前中にプログラミング、午後に事務やソフト発送作業というようにやっており、賛成です。睡眠による情報整理的なものというのは、記憶との関係で睡眠医学では最近のトピックです。手続き課題(作業的な記憶)では、睡眠により良くなる(低下ではなく、前よりも向上する)というのは実験で証明されていますが、睡眠のどの要素が関係しているかはまだいろいろ説がありわかっていないところです。

  2. がるです。
    たしかに、これもすごく思い当たりました。
    自分の中では「"午後の自分"という作業者に対する詳細な指示出し」のイメージで午前中に「スケジュールを組んで設計をして」、午後に「"午前中の自分"というマネージャからの指示で実装をする」ようなイメージが多いです。

  3. のるさん、がるさん、
    コメントありがとうございます。ご返事が遅くなりました。
    頭の中に複数人格の自分がいて、役割分担しているというイメージですね。

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