2013/2/13の日本経済新聞に、イチローのインタビューが丸々1ページ掲載されています。
どの部分を取っても素晴らしい内容ですが、その中で一つだけ紹介させていただきます。
—(以下、引用)—
努力をすれば報われると本人が思っているとすれば残念だ。それは自分以外の第三者が思うこと。もっと言うなら本人が努力と認識しているような努力ではなく、第三者が見ていると努力に見えるが本人にとっては全くそうでない、という状態になくてはならないのではないか。
—(以上、引用)—
確かに自分をふり返っても、自分が「こんなに努力しているのに」と思っている間は空回りしていることが多かったように思います。
無我夢中で、無心にやっていると、いつの間にか成果が生まれている。
他人に「ものすごく努力なさっていますね」と言われても、自分自身は「はて、いつ努力したっけ?」とピンとこない。
そうなりたいものです。
私はイチロー選手と誕生日が10日違い位の当世代です。記事の中に『若いくせに生意気だ』というコメントがありました。外部環境がめまぐるしく変化しているのに、内部環境が思考停止し対応できていない。それを誤魔化す都合の良い言葉が『生意気』という言葉であると思われます。つい最近、弊社の経営陣と面接する機会がありましたが、『若いくせに生意気だ』という雰囲気そのもので、それに対しての自らの考えは無い。私としては、もっと論理的で生産性のある話がしたかったのに、せめて経営陣の『生意気』を伺いたかったのに非常に残念でした。我々世代のビジョンと経営者のビジョンをぶつけ合うような、そんな機会があれば素晴らしいのですが、なかなか難しいものですね。