本の校正で、割と重要なこと。縦書き?それとも横書き?


現在、新著校正中ですが、気がついたことがあります。

過去2冊の本と比べて、修正点が極めて少ないのです。

 

考えてみると、理由は簡単。

過去2冊の本は縦書きで、今回3冊目の本は横書きなのです。

 

他の方は分かりませんが、私は原稿をワープロで横書きで書いています。

横書きで書いた原稿を、本で縦書きにすると、結構色々な混乱があります。

たとえば数字をどのように表記するのか(「10」と書くか、「十」と書くか、「一〇」と書くか)とか、英語はカタカナ表記かアルファベット表記か、アルファベット表記なら文字を横にするか縦にするか、等々。

私の場合は1冊目が個人出版でしたがこの辺りは未経験でした。

このチェックは印刷会社と自分で行いました。本当に大変でした。

2冊目の本はこの部分は出版社が行って下さったので、とても楽。さすがにプロは違うと実感しました。

 

現在校正中の3冊目の本は、原稿も本も横書きです。

見開き2ページで1章という体裁で、数字も全角アルファベットで統一しています。

原稿段階でチェックを綿密に行っておけば、そのままの形で版下が作成され、校正作業に入れます。

校正段階では、文字表記にとらわれることなく、中身の確認に集中できます。

おかげさまで、今回の校正はかなり速く仕上げられそうです。