この記事も素晴らしいのですが、
この記事のコメント欄の議論も素晴らしいですね。
確かに、「グローバル人材=英語ができる人材」ではありません。
英語力を身につけるのは確かに大変ですが、それでも効率的に継続・集中して学べば、1年から数年といった比較的短期間で身につけることは可能です。
英語ができればグローバル人材になれるのであれば、こんな楽なことはありません。
しかし私も20代前半の2年間で英語を集中して学び、英語である程度の読み書きが出来るようになりましたが、英語での交渉は全然できませんでした。
実際には、「グローバル人材=グローバルで仕事ができる人材」だと思います。
そしてグローバルコミュニケーションで成果を上げるためには、シンプルでわかりやすいロジックを構築して、かつわかりやすく説明する能力が必要です。(もちろん英語で)
「シンプルでわかりやすいロジック」だから簡単かというとまったく逆で、実際には多くの場合、これがなかなか出来ないのです。
このためには、単に英語を流暢に話せて書けるだけでは不十分です。目標を定めた上で、仕事を通じて磨いていくことが必要です。当たり前のことですが、これには時間がかかります。
記事タイトルにもある「過熱するグローバル人材狂想曲」というのは、急激にグローバル化を進めている日本における過渡期の現象なのかなと思ったりします。