消費増税で生まれているビジネスチャンス


世の中がどんどん厳しくなっていく中で、消費増税の可能性が高まっています。

日経ビジネスOnlineの記事「「男女7人“増税”物語」20%アップで結婚したくなる?」では、この増税にともなってどのように生活スタイルが変わっていくかが描かれています。

こんな感じです。

中古衣料市場拡大
ランチを自前弁当にする
カフェを缶コーヒーににする
店を替えずに頻度を減らす
ワインのグレードを落とす
化粧品やシャンプーやリンスなどの日用雑貨の節減
税制的に優位な家族構成になることを考える

商品視点で「可処分所得が減る」→「消費が冷え込む」→「売れない」と考え勝ちな消費増税という現象も、このように消費者視点に立って考えると新しいビジネスヒントが隠されていると思います。

例えば「中古衣料市場拡大」。衣料をもっと簡単に好感できるオークションサイトなどが流行るかもしれません。

「ランチを自前弁当にする」朝、お弁当を作りやすくするような食材を開発したり、より多くの人達が弁当箱を持ってくることを考えると弁当箱市場も大きくなりそうです。

「ワインのグレードを落とす」。チリ産等の安くて美味しいワインの需要が増えていく可能性があります。

「カフェを缶コーヒーにする」。これは缶コーヒーの商品開発や、自販機やコンビニでの品揃えをどうしていくか、ヒントになります。

このように考えると、「消費増税」というネガティブな現象であっても、顧客の視点で顧客がどのように動くのかを見ると確実に商機が生まれていることが分かります。