旧人類型マーケティング


マーケティングの大家であるフィリップ・コトラー教授は、「ネアンデルタール・マーケティング」(旧人類型マーケティング)として、以下を挙げています。

1.マーケティングと販売を同一視

2.既存顧客の維持よりも、新規顧客の獲得を重視

3.顧客の生涯価値を大切にし利益を得るよりも、個々の取引から手っ取り早く稼ごうとする

4.顧客価値による目標価格の設定ではなく、原価ベースで価格を設定している。

5.マーケティング・コミュニケーション手段を統合せず、個々のコミュニケーション手段を個別に管理

6.顧客の真のニーズを理解し、対応することよりも、製品の販売に終始

 

現代でネアンデルタール・マーケティングを実施していると、業績低迷は必至で、徐々に自然淘汰されていくことでしょう。

この6つが全て当てはまるケースは実際には少ないかもしれません。

しかし、いくつかは当てはまってしまうこともあるのではないでしょうか?

気をつけたいものです。

旧人類型マーケティング」への2件のフィードバック

  1. リードジェネレーションの肝はマーケティングとセールスの協調にあると思いますが、ともすると
    > 1.マーケティングと販売を同一視
    する危険性が高いですよね。
    まず関係者間で「手っ取り早く稼ぐよりも、顧客の生涯価値を大切にし利益を得る」価値観を共有することが重要だと思いました。

  2. 小柴さん、
    ありがとうございます。
    実際にはなかなか難しいですよね。でも、重要だと思います。

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