よく「最近、物騒ですからね」と言われますが、本当でしょうか?
昨日(1/15)の日本経済新聞の記事「殺人、戦後最少を更新」によると、殺人事件の発生は1954年の3,081件が最多で、その後は減少を続け、2009年は1,097件になったそうです。
「昔と違って、現代はなかなか捕まらない」という話もよく聞く話ですが、実際には検挙率は98.1%で戦後2番目の高さだったそうです。
ちなみに交通事故死もピーク時の1970年の16,765人から減少を続け、1996年には10,000人を下回り、昨年2009年はついに5,000人を割って4,914名になったそうです。
一方で多いのは自殺者。
こちらの図によると、今も昔も人口辺りの自殺者数はあまり変わりません。最近は1955年の水準に近づいています。
死に急ぐ人が多いのは、今も昔も悲しいことですね。
蛇足ですが、イタリア人の自殺率の低さは、何となく分るような気がします。"Life is beutiful"というお国柄ですが、こういう点は見習いたいですね。
数字から色々と見えてくるものがありますね。