顧客を絞るのはなかなか難しいことです。
課題を絞り込めば絞り込むほど、ターゲットとする市場規模は小さくなります。だから絞り込めない。
実際にマーケティング戦略を議論する際に、「もっと課題を絞り込んでみたら」と提案しても、「絞り込むとビジネス規模が小さくなってしまうので避けたい」と回答されることも多いのです。
絞り込むと市場が小さくなってしまう。一方で絞り込まない限り、他者との差別化が不明確になり、同質の競争になってしまいます。だから売れない。
ジレンマですね。
しかし課題や対象顧客を絞り込むことで、強みが際立ちますし差別化ポイントも明確になります。ですので、ここで考えを変えてみると面白いかもしれません。
絞り込めないので思ったように売れない、ということを繰り返し経験されている方は多いのではないかと思います。
たまには思い切って、課題や対象顧客をギューッと絞り込んでみると、すぐに成功することはないでしょうけれども、色々学びが得られるのではないでしょうか?