「本当に大切なことは、シンプルで分かりやすい」が、とても怖い「生悟り」


昨日、「本当に大切なことは、シンプルで分かりやすい」というエントリーを書きました。

しかし、一つ書き漏らしたことがありました。

 

それは「生悟り」の危険性。

 

「本当に大切なことは、シンプルで分かりやすい」

その通りなのですが、シンプルで分かりやすいため、「そんな簡単なことか。既に自分は出来ている」と錯覚してしまう状況です。

自分をふり返っても、こういう状況に陥るケース、結構ありました。

ちょうど、

禅の悟りを得ようと努力する。

→悟った人の話を聞くとすごく簡単(そうに聞こえる)

→自分も出来るような気がする

→あたかも「道を得た」と錯覚する

→それ以上の努力を行わない、

という状況に似ています。

こうなると、それ以上の自身の成長は望めません。

 

ただ、実際に行じてみると、よく分かるはずです。

簡単に思えたことが、本当に難しいのですよね。

 

実際に出来ないのに、出来てしまったように錯覚して、それ以上の努力はしない。

これは本当に怖いことです。

 

自分への戒めもこめてのことですが、「生悟り」に陥らないように、常に謙虚でいたいと思います。