100人でじゃんけん勝ち抜き合戦を行いました。
じゃんけん勝ち抜き勝負では、必ず勝者が一人生まれます。
今回はAさんが勝ちました。
そして、Aさんの強みについて色々と分析することになりました。
その結果、ある人は「Aさんの強みは、じゃんけんが滅法強いこと」と結論づけました。
うーん、なんか違う感じが。
次に100人でじゃんけん合戦をしたら、Aさんが勝ち残る可能性は恐らく1/100ですよね。
これは、後付解釈の典型です。
でももっと複雑な状況では、私たちは十分に考えずこんな結論を出してしまうことも、多いような気がします。
一方で、2年前に「統計的手法で、ジャンケンで勝つ方法」という記事で書いた理論もあります。
もしAさんが人知れずこの手法を使って勝率を上げていたとしたら、Aさんの強みはむしろ「理論を実践に応用できる力」と言えるかもしれません。
人にしても、企業にしても、強みの見極めって、難しいですよ。