「神が降りてくる瞬間」を作るには?


….と言っても、宗教のお話しではありません。

色々な企画を考えたり、講演資料を作成する機会を多くいただきます。

しかし、大抵の場合は、なかなかいいストーリーが出来ません。

材料になりそうな情報を並べて、よく分らない点は突っ込んで調べたり、一見バラバラな情報のお互いの関係を考えたり、ということを数日間繰り返します。

それでも、なかなか考えがまとまりません。

 「あー、自分は頭が悪いなぁ」
 「才能がないのだなぁ」

と痛感します。

こんな時の私は、気がつくと一人で机にかじりついて唸り声を上げていることが多いようです。

昨年のゴールデンウィーク中、「朝のカフェで鍛える実戦的マーケティング力」のシナリオを自宅で3-4日かけて考えていましたが、この時は早朝から深夜までこんな状態でした。

端で見ていると「とうとうおかしくなったか?」と思われるかもしれませんね。

会社でも、そうなっていることがあるようです。(周りの皆様すいません。ご迷惑をお掛けしております)

そんな状態が数日続きます。

 

しかし、このようなことを繰り返して考えているうちに、ふと様々な情報のお互いの関係が見えてくる瞬間に出会います。

ちょうど、宇宙空間で全く離れた場所にある星が繋がって、ある意味や物語を持った星座として認識できるように、雑多でバラバラな情報が頭の中で繋がり始め、一つの骨太なストーリーにまとまり始めます。

星座のことを英語でコンステレーションと言いますが、このコンステレーションを感じ取る瞬間です。

言い換えると、「神が降りてくる瞬間」と言えるかもしれません。

3年半前に書いたエントリー「アイディアのつくり方」でご紹介した本では、そのような方法を作り出す方法が具体的に書かれています。

色々な情報を調べて頭に詰め込んだり、気分転換をしたり、取りあえず忘れて夜寝てたりするのは、この方法を実践しているのですね。

 

ちなみに、あくまで私の経験ですが、神が降りてくる瞬間は朝が多いように思います。

夜は12時前に寝て、朝は早めに起きるようにすると、神が降りてくる瞬間が増えるかもしれません。

「神が降りてくる瞬間」を作るには?」への2件のフィードバック

  1. タイトルを見て、あ、これは「アイデアのつくり方」の話だなとピンと来ました(笑) 良書ですよね。

  2. 山岡さん、
    さすが、よくご存じですね。
    この本、凄く薄いのですが、ほんとうにいいことが書いていますね。

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