質疑応答の心得


先日、ある講演に参加しました。

 

2時間の講演が終わり、休憩の後、質疑応答の時間になりました。

講演された方は、静かに質問を聴き、答えていきます。

質問された方も、静かに答えを聞き、深く納得されています。

 

何名かの質問への答えを聴きながら、ふと気がつきました。

質問している方々は、ご自身で意識しているかどうかは別にして、実は既に心の中に何らかの「答え」を持っておられる、ということ。

答えている方は、質問した人の心の中にあるその「答え」を見つめた上で、質問に答えておられる、ということ。

質問への答えは、もしかしたら質問者に対する心の鏡なのかもしれない、ということ。

 

しかしこれを行うには、相手の心を推し量る力量と人間力が必要になります。

 

改めて自分を振り返り、まだまだ修行が必要であると再認識しました。