「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」を、一日15-20分間程度、相変わらず毎日続けています。
これは30回分あります。だから一気にやると20分×30回=600分。
10時間で終えることもできなくはありません。
しかし1日10時間かけて仕上げるのではなく、毎日20分ずつやることに意味があるのですね。
この練習帳をやりながら実感したのですが、同じ字を書いていても、結構書き方を忘れていることも多いのです。
しかし毎日やっていると思い出せます。これを30回続けるとちゃんときれいな字の書き方が定着する、という設計になっているのですね。
私は人材育成の仕事で、様々な研修をしたことがありますが、ここでのチャレンジが、いわゆる「忘却曲線」でした。
人間は1日経つと、学んだことの74%忘れて、26%しか覚えていないそうです。これが忘却曲線です。
つまり研修で「ああ、いいことを学んだなぁ」と思っていても、翌日には3/4は忘れているのです。これをいかに維持するかが、研修ではいつも課題でした。
しかしこの「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」のように、30日続けて練習することで、忘却曲線を克服できるのですね。
しかも、字の場合は上達しているのがその場で確認できます。
30日終えた後、またもう一回やりたい人や、他に進めたい人は、もう一冊買うことになります。
実にうまく設計できている商品だと思います。
「毎日やることに意味がある」のは、人は1日で74%のことを忘れるからなのかな、と思いました。