私は日本IBM在職中だった2年前、社内研修で日本IBM相談役の北城恪太郞さんにご講演をお願いした際に、北城さんとお話しする機会をいただきました。
その際に北城さんから、「永井さん、『エンジェル税制』って知っている?」というご質問をいただきました。
「起業家を支援するとてもいい税制なんだけどね。今ひとつ知られていなくて、ちょっと残念なんだよね」
ともおっしゃっていました。
この「エンジェル税制」をはじめ、北城さんが日本の若い起業家へのメッセージを存分に語っている記事が、掲載されています。
『エンジェル税制』は、2008年に経済産業省が作った、ベンチャーを支援する税制です。
起業する会社に資本金を出資すると、寄付金と同じように所得から控除される、というものです。所得の高い人は100万円投資すると40万円税金が安くなります。世界でもこのような制度はほとんどないそうです。(詳細は本記事参照)
北城さんは、経産省と一緒に自民党の税調の先生方を説得して回り、この法案成立に尽力されたそうです。
北城さんは日本IBM会長を退任されてからは、若い人を育てることや若い会社を育てることに注力されています。
この記事も、アントレプレナーについての北城さんの考え方が書かれていて、大変勉強になりました。