原発事故に伴い、被災地産の野菜に対して、風評被害が拡がりつつある中、3/23に「『がんばれ!被災地フェア』の提案。 私たち消費者の力で、風評被害拡大の阻止を!」というエントリーで、
いつも食品を買っている店のホームページ窓口から、同様に「がんばれ!被災地フェア」を企画いただくように、意見を出してみてはいかがでしょうか?
と書いたところ、色々な反応をいただきました。
まず、脳科学者の茂木健一郎さんがTwitterでRetweetして下さいました。
GlayボーカルのTERUさんが、「協力させていただきます」と表明して下さいました。
アナウンサーのやまだひさしさんが、「ラジオ番組で取り上げる」とおっしゃって下さいました。
そして、Twitterで500件以上のリツイートが。こんな意見をいただきました。
「皆にできる支援です。私はやります。」
「できる限り被災地のものを買いたい」
「誰でも出来る被災地支援。やろう!! 」
「すごく良い提案だと思う。どんどん買って食べよう!」
善意の輪が拡がっています。
これらの声が届いたのか、あるいは同じように考えた人達が世の中に多かったのか、ここ数日、風評被害に対抗したキャンペーンが全国で増えています。
オイシックスが風評被害に対抗して関東野菜の販売を強化。独自に放射線量を検査し、基準値を下回った商品を販売する。
東日本大震災の被災地を支援しようと、スーパーや百貨店が東北や北関東の野菜や肉の特売セールを始めている。
大手スーパーが、東日本大震災の被災地の農産物などを低価格で販売する「応援セール」を相次いで行う。
■東北・北関東の安全な農畜産物、応援セール始まる イトーヨーカ堂
イトーヨーカ堂は6日、東北・北関東の農畜産物を集めた「がんばろう東北!応援セール」を東北など一部を除く全国約140店舗で始めた。
まだまだ一部の動きです。広げていきたいですね。
私が元の記事でも書かせていただきましたように、企業の行動を変えるのは、私たち消費者一人一人の声です。
私たちは、「モノを購買する」という形で、企業の行動を左右することができます。
流通各社がこのように動いたのも、消費者の声によるものだと思います。
原発による汚染は広がりを見せていますが、一方で、汚染されていない食材も多いのです。
海外では、震災直後に日本人がパニックを起さなかったマナーの良さが報じられました。
さらに進んで、風評被害を消費者自らの要望で企業に働きかけて抑止する、という動きがさらに広がり、風評被害をとどめることができれば、それは本当に素晴らしいことだと思います。
願わくば、日本人自らが風評被害を押さえるこのような動きが海外で報じられ、この動きが海外にも広がっていけば、と思います。