世界には様々な文化があり、どれ一つとして同じものはありません。
マーケティングから見た市場も同様で、各国の市場は皆異なります。
グローバル・カンパニーがマーケティングを行う際には、出来る限り基本戦略は統一する必要があります。しかし、それを各国に当てはめる場合は、各国の事情を考え、ローカライゼーションを行うことが重要です。
つまり、グローバライゼーションとは、全世界で同一のモノを展開することではないと思います。
むしろ、グローバライゼーションとは、それぞれの文化が異なることを認識した上で、まずできるだけ普遍性のある戦略を立てて、各国に展開する際にはローカライゼーションを行うことではないか、と思っています。
つまり、「グローバライゼーション」=「ローカライゼーション」ということではないでしょうか?
海外に本社があるグローバル会社では、多くの場合は日本法人はビジネス上は大きな比重を占めています。従って、グローバライゼーションのためのローカライゼーションを各国で展開するに先立って、まず日本でのローカライゼーションを提案するのも、一つの方法ではないかと思います。
関連リンク:
異文化理解のための10次元の考え方
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日本流とグローバル統合
昔(椎名さんの時代)のIBMにも「Sell IBM in Japan, Sell Japan in IBM」という標語がありましたね。稲垣さん、椎名さんの時代には、、「グローバライゼーション」=「ローカライゼーション」を試行錯誤しつつも追い求めていた時代だと思います。
外資系企業では、名刺の肩書きが、日本語では社長、裏面の英語ではVice Presidentで地域採用なんてケースも多いので、理想を追い求めることができる会社も、さらに少なくなってきているとは思いますが…
鶴田さん、
コメントをくださりありがとうございました。
そうですね、古くは日本IBMの日本化・グローバル化は、稲垣さんの時代までさかのぼりますね。
関連リンクのエントリー関連で平野さんもおっしゃっていますが、この話題は本当に根が深いですね。