昨日(10/20)の日本経済新聞「回転いす」に、中国ハイアールCEOの張瑞敏氏の談話が掲載されています。
—(以下、引用)—-
自社の家電製品を日本で販売していた三洋電機との合弁を三月末に解散。「日本の消費者の視線は本当に厳しい」…
「日本人の好みに合った設計は海外メーカーにはまねできない」と振り返る。
—(以上、引用)—-
あのハイアールのCEOにしてこのように語らせる日本市場は、やはり世界で一番洗練されているのでしょう。
しかし、日本国内で徹底的に鍛えられた商品やサービスでグローバル市場に挑戦して大成功を収めているケースも多い一方で、日本の特殊市場向けに最適化してしまいグローバル市場で苦戦しているケースもあります。
・厳しい市場で鍛えられた力を、グローバルに活かしていくのか?
・あるいは、過剰品質の罠に陥ってしまうのか?
これは、日本メーカーがグローバルに出て行く課題であると同時に、私達外資系企業に勤務する者の課題でもあります。