先日当ブログでもご紹介した、韓国版「100円のコーラを1000円で売る方法2」の翻訳者である林載徳(リムジャエドゥック)さんから、韓国のアジア中小企業協議会長が書評を書いていただいていることを教えていただきました。
このサイトですが、こんな感じです。
ハングル文字で書かれていますが、便利な世の中になったもので、Google翻訳を使うと何が書いているかおおよそのことが分かります。翻訳サイトはこちら。
若干文章を直すと、こんな感じです。
—(以下、意訳版)—-
[5.低成長への課題に対して]小さな組織が、どのように大きな組織に勝つか?|永井孝尚
「10以上の解決策がある報告書は、ゴミである」-ギムギチャンカトリック大経営学部教授·アジア中小企業協議会長
「小さな組織が、どのように大きな組織に勝つか」
それには、戦略とゴミ箱を用意することだ。まず不要なものを捨てることから始めるのだ。 この本は、強者の同質化戦略に対抗する弱者の差別化戦略が、いかに素晴らしいかを示している。「根回し重視型経営」ではなく、「企画型経営」が推奨されているのもその理由からだ。 「根回し重視型」は、一糸乱れずに目標に邁進することができるが、デジタル時代では戦略的対応が遅れてしまう。 一方、「企画型」の企画力とは、企画立案力のことではなく、「実行」する力、すなわち、組織を動かす力である、としている。
優れた企画のためには、すべての問題と論点を網羅的に考えるという過ちから脱する必要がある。最も重要な論点を2〜3個に絞った後に、その対策を考えることが必要なのだ。米国では、解決策が10以上あるコンサルティングの報告書は、ゴミレポートであると言われている。実行する力が弱まるからだ。また、作った商品が売れないので販売強化策を繰り返しても、売上が伸びない「悪魔のループ」が生まれることもある。そして結局、差別化ができず、収益を生み出さない。この本で「網羅的思考」に陥っていないか、振り返ってみてはいかがだろうか?
—(以上、意訳版)—-
ちなみに、以前ご紹介しましたように、「100円のコーラを1000円で売る方法」(第1巻)の韓国版書評も、こちらで見ることができます。
各国での書評がすぐに見ることができるのは、有り難いですね。