私たちは学校で、苦手科目をなくすように教えられてきました。
数学が苦手だったら、「数学を頑張りましょう」
英語が苦手だったら、「英語を強化しましょう」
あるいは協調性がなければ、「みんなと仲良くなるようにしましょう」
こんな感じでしょうか?
私たちは苦手を克服するために、多大な努力を払っています。
それは社会人になっても続けていることが多いように思います。
しかし、これは本当に正しいことなのでしょうか?
たとえば私は、運動神経がよくありません。私がどんなに頑張って野球を練習しても、草野球で人並みにプレーするだけでも、恐らく難しいでしょう。
同様に、多くの人が弱みの改善に多大な労力をかけていますが、多くの場合、人並みになる程度です。
しかし一方で、あなたの強みは、あなたにとっては当たり前でも、普通の人はなかなか真似できません。
もし同じ労力をかけて能力を2倍にするなら、集中すべきは苦手なことの改善ではなく、自分の強みの才能をより伸ばして、ダントツの強みに育てることなのかもしれません。
企業でも同様です。
企業の弱みを強化しても、せいぜいが他社並になる程度です。しかしそれなら、他社のものを持ってきた方が早いはず。
むしろ自分たちの強みを見極め、そして磨き上げて、ダントツのものに仕上げていくことが大事なのです。
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