9月2日は、第43回の朝活・永井塾でした。今回もZoomでした。全国からのご参加をいただき、有り難うございます。
テーマは「バイロン・シャープのブランド論」でした。
オーストラリアのマーケティング学者・バイロン・シャープは、次のように主張しています。
「『マスマーケティングは終わった』というコトラーは、大間違いだ。むしろマスマーケティングはますます大事である」
「『既存顧客を大切にすべき』というライクヘルドの顧客ロイヤルティの考え方は、大間違いだ。必要なのは新規顧客獲得である」
「注目すべきはブランド愛好者ではない。ブランドに興味がない人である」
「差別化を追うのは大間違いだ。差別化は不要。独自性を追うべきである」
現代のマーケティングの考え方をひっくり返す主張ですが、荒唐無稽なことを言っているわけではありません。
アレンバーグ・バス研究所のマーケティング・サイエンス・ディレクターを務めるバイロン・シャープは、同研究所における50年以上の緻密な調査実績を元に主張しています。彼自身も論文を各種学会誌に100本以上寄稿しています。
さらにバイロン・シャープの考え方は、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)V字回復の立役者である森岡毅さんが提唱する「数学マーケティング」の考え方の元にもなっています。
そこで今回の朝活永井塾では下記をテキストに、彼の理論を考えていきました。
「ブランディングの科学」(バイロン・シャープ著)
「確率思考の戦略論」(森岡毅・今西聖貴著)
ご参加下さった皆様、有り難うございました。
【プレゼン部分(プライバシー保護のため永井以外はお顔をボカしています)】
【質疑応答部分(プライバシー保護のため永井以外はお顔をボカしています)】
またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。
次回の朝活勉強会「永井塾」は10月7日(水)。
テーマは「両利きの経営」です。申込みはこちらからどうぞ。