11月6日は、第93回の朝活・永井塾。テーマは「世の中の裏構造が見えてくる『ヘーゲルの精神現象学』 」でした。
ヘーゲルの弁証法がわかれば、これまで見えなかったことが見えてきます。社会の裏にある構造が見えるようになり、ビジネスも見通せるようになって、自分の思考に「骨太さ」が宿るようになります。
しかしヘーゲル哲学を理解するには、大きな壁が二つあります。
一つ目は、日本ではヘーゲル哲学が誤解されていること。「ヘーゲル哲学は、正反合でアウフヘーベン」という人が知識人の中にも多いですし、困ったことに教科書にも書かれているのですが、これは実は大間違い。ヘーゲルは「正反合」なんて言ってません。
二つ目は、ヘーゲルの主著書である『精神現象学』が超難解で、読みこなせている人が少ないこと。哲学の世界でも、カントの『純粋理性批判』、ハイデガーの『存在と時間』に本書『精神現象学』を「三大難解書」として挙げられたりします。
しかしヘーゲル哲学の本質は、色々な解説書を読みながら学んでいくと、実は意外と難しくないのです。難解だが、挑戦し甲斐もある。それがヘーゲル哲学です。
そこで今回の朝活永井塾では、下記書籍をテキストにして、仕事に役立つヘーゲル哲学について学んでいきました。
『精神現象学』(ヘーゲル著)
ご参加下さった皆様、有り難うございました。
【プレゼン部分】
またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。
次回・12月4日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「資本主義が限界に突き当たる現代でこそ理解すべき 『マルクスの資本論』」です。申込みはこちらからどうぞ。