朝活永井塾 98回「誤解だらけの 『進化論』ダーウィン、ドーキンス、グールド 」を行いました

8月6日は、第98回の朝活・永井塾。テーマは「誤解だらけの進化論 」でした。

ダーウィンが著書『種の起源』で提唱した進化論は、皆さんご存じですよね。しかしこの進化論、実に誤解が多いのです。

たとえば進化論の例として、よく次のように紹介されます。これらは全て大間違いです。

「キリンの首は、高い樹にある葉を食べようと努力して首が伸び、その子も努力して首が伸び続けた結果、進化して長くなった」

「ダーウィンによると、猿が進化して人間になった」

ここまでなら「笑い話」で済みますが、こんな勘違いもあります。

「人間は、生物の進化の頂点にいる」

「自然淘汰が自然の摂理。だから優れた者が劣った者を蹴落とすのは当然だ」

「最も賢い者でなく、最も強い者でもなく、環境変化に対応して変化できる者が生き残る」

実はこうした勘違いは、歴史的にもタチの悪い「優生思想」などの差別を生み出してきました。

進化論というと理科系の話に聞こえますが、ダーウィンは、無意識の世界を発見したフロイト、社会主義思想に影響を与えたカール・マルクスと並んで、「20世紀の思想に大きな影響を与えた3人」と称されます。

正しい進化論の知識を身につけると、世の中はより正確に見えてきます。

そこで今回の朝活永井塾では、下記をテキストに進化論について学んでいきます。(今回、朝活永井塾では初となる理科系テーマです)

『種の起源』(ダーウィン著)
『ワンダフルライフ』(スティーヴン・ジェイ・グールド)
(『利己的な遺伝子』ドーキンス著も紹介するかもです)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・2025年10月8日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「ビジネスと人生を豊かにする創造力の本質を、アートから学ぼう」です。申込みはこちらからどうぞ。