朝活永井塾 101回「ブルデュー ディスタンクシオン」を行いました

2月4日は、第101回の朝活・永井塾。テーマはブルデュー「ディスタンクシオン」でした。

イオンに行く客は、高島屋に行きません。逆に高島屋に行く客は、イオンに行きません。

「客層が違うから」ということで片づけられがちですが、その背後には社会学的な違いがあります。

私の生活は、空気と水のように当たり前のものですし、いつも行く店や自分の趣味は、自分の意思で、あるいは何かのきっかけで、自分が主体的に選んでいる、と思っています。

しかし「それらは私たちが生まれ育った環境に大きく依存している」といったのが、フランスの社会学者ピエール・ブルデューです。

ブルデューは、生まれ育った家庭や学校で身についた個人ごとの好みの傾向や習性を「ハビトゥス」と呼んでいます。ハビトゥスは、日々の仕草や行動に、無意識にあらわれます。そして人々は、ハビトゥスで分類・等級づけされ、階級ができていると述べています。

イオンに行く客が高島屋に行かないのも、高島屋に行く客がイオンに行かないのも、ハビトゥスの違いによるものなのです。

最近はこれがさらに進化しています。
たとえばユニクロを着る富裕層は、意外と多くいます。

実はこの現象も、ブルデューの視点があれば、読み解けるのです。

全身ブランドロゴでガチガチに固めて「見せる贅沢」にこだわる人達に対して、ユニクロを着ながら隠れローレックスを付ける人は、そのさらに上を行く「見せない贅沢」「さりげない上質さ」を重視しているのです。

マーケティングで市場と顧客を深く理解する上で、こうした社会学の知識を身につけることはとても重要です。

そこで今回の朝活・永井塾では、下記書籍をテキストに、社会構造から市場を読み解いていきました。

「ディスタンクシオン」ピエール・ブルデュー著

多くの方々にご参加いただき、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・2026年4月8日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「地政学 〜 大国の思惑を読み解く」です。申込みはこちらからどうぞ。