昨日「時間がマジックを生む。時間を味方に付けよう」というエントリーを書きましたが、ブログを書くという観点で、もう少し考えてみたいと思います。
昨日のエントリーのポイントは、
■第一人者になるためには10,000時間が必要。
■その10,000時間は、プロアクティブに集中した試行錯誤を繰り返すことが必要
ということでした。
このように考えると、日々の出来事や感じたことを自分の価値観で考えてみて、それを文章にまとめて、毎日ブログを書く、ということは、集中した時間と修練を積むいい方法ではないかと思います。
このようなブログは、プロアクティブな姿勢を持たないと、なかなか書けません。
世の中の出来事をクリティカルな視点で考えたり、あるいは、自分の行動や考えを反省しながら書き続けることが、仮説検証による試行錯誤を集中して繰り返すことに繋がるように思います。
周りを見ていると、
「毎日ブログを書くと、3年で人生が変わる」
ということを強く感じます。
その大きな理由の一つが、このように「集中した時間を積むことで第一人者になれる」ということなのではないかと思います。
さらに加えると、「自分の世界が広がること」ことも挙げられると思います。
私も、5年前にブログを始めてから、実に色々なブロガーと知り合いました。
またブロガーではなく全く面識のない方からも、「ブログ読んでいます」と言われることが多くなりました。
ブログがご縁で、本を書くこともできました。
ブログで自分の世界が広がることを、とても実感しています。
私は、好きなことをマイペースでブログに書いていますが、気をつけているのは次の点です。
1.とにかく、毎日書くように習慣づける
毎日書くおかげで、色々と考え、反省することが習慣づけられます。
短時間で考えをまとめて、分かりやすく簡潔な文章を書く修練にもなります。
この力は、仕事でもとても役立っています。
2.一人でもそのことで傷つく可能性があれば、その内容は書かない
ブログ等のソーシャルメディアは情報発信力が強く、様々な方々が読んでいます。
「他人を傷つけないように」というな配慮する場合は、単なる思いやりではなく、想像力が必要です。
しかし、私自身、まだまだ途上ですが。
3.どのようなテーマが読者にとって価値があるか、仮説を立てて書く
ブログの場合、反響がTwitterやブックマーク、アクセス数などですぐ結果が出ます。
マーケティングの観点でも仮説検証のトレーニングにもなります
ということで、私自身は、「ブログを書きたいんですが」という人には、「今日からでも書くとよいですよ」とお勧めしています。
そして、真剣に書きたいと思ったら、多くの人たちに読んでいただける、このオルタナティブブログがお勧めです。
同じ毎日書くのならば、ページビューが多い場で書いた方が、世の中への影響力もあるし、鍛えられます。
実名なので、自分自身のパーソナルブランディングにもなります。
ご興味がある方は、こちらから応募できます。
審査と面接が通れば、あなたもオルタナブロガーです。
「ブログは書いてみたい。でも、自分は会社員だし、万が一炎上したら会社に迷惑がかかるし、やっぱり迷う」という人には、IBMのソーシャル・コンピューティングのガイドラインを読むことをお勧めします。
これはもともとはIBM社員向けへの社内ガイドですが、一般企業の社員の方々にとっても参考になる部分が多いため、日本IBMがインターネットで公開しているものです。
企業に勤めるブロガーは、常にこれを意識し守って書くことで、おそらくほとんどのトラブルは回避できるのではないでしょうか?
「プライバシーが公になる」と懸念される人もいます。
私の場合は、ブログで実名、年齢、勤務先、仕事の内容、おおよその住まいの場所(住所は非公開)、母校名、ブロガーの友人、といった情報は書いていますが、失うものはほとんどありませんでした。
逆に得られるものは大きいかったというのが実感です。
また当然のことですが、私は人に知られたくないプライバシー情報は書いていません。書く内容を気をつければ、ある程度のプライバシーは守れると思います。
ただ、人によっては、実名、年齢といった情報が一般に出るのを嫌がる方もおられます。
そのようなプライバシー情報を気になさる方は、無理に実名ブログを始める必要はないかな、と思います。