昨日、当ブログのエントリーで牛丼の価格アップについて書きました。
ちょうどその昨日、吉野家が新しい商品を発表しました。
2015/5/15の日本経済新聞の記事「吉野家、野菜たっぷり丼 健康志向、パプリカなど11種」によると、発売するのは3種類です。
「ベジ丼」(530円)…11種類の温野菜を盛りつけ。肉類なし
「ベジ牛」(650円)…小盛りサイズの牛丼に温野菜
「ベジカレー」(650円)…カレーと温野菜を組み合わせ
吉野家は昨年、630円の「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」を発売、昨年の売上アップを牽引しました。
そして今、原材料費や人件費がアップする中で、新たな高付加価値化への挑戦です。
「吉野家と言えば、牛丼」というイメージがあるように、吉野家は牛肉にこだわり続けてきました。
「ベジ牛」というメニューがあるのも、そのこだわりの部分だと思います。
このこだわりは、「企業としての強み」にも繋がっています。
「マックと言えば、ハンバーガー」というイメージがあるマクドナルドも、コーヒーブームに乗ろうと「マックカフェ」に挑戦し、マクドナルドの強みが十分に活かせず、苦戦してきました。
そんな中で今回吉野家が繰り出した、牛肉を使わない「ベジ丼」がどの程度消費者に受け容れられるのか?
今後、吉野家が高付加価値化への挑戦を続ける上で注目されるところだと思います。