私たちは、成功したライバル企業の商品やサービスが、どうしても気になります。そしてその成功要因を分析し、採り入れようとします。その際に、ライバル企業の商品やサービスを模倣する場合もあります。
しかしライバル企業は、その会社ならではの強みを持っているので、その商品やサービスを生み出しているのです。
商品やサービスを模倣しようとしても、その会社の強みを100%模倣することは不可能です。
そこで付加価値をつけて差別化しようとします。
しかし先日のブログで書きましたように、その付加価値はお客様から見て単なるオマケに過ぎないこともまた、多いのです。
結局「劣化版コピー」にしかならず、成功している企業の商品やサービスの「安価な代替品」にしかならない場合が多いのです。
我々は、「実は商品やサービスの模倣は、リスクが大きい」ということに、気がつく必要があるのではないかと思います。
先行している企業の商品やサービスを学ぶことは決して悪いことではありませんが、模倣するのではなく、自分たちならではの価値を生み出すことに時間と労力を使いたいところです。