10月22日(木)の夜は、文化放送オトナカレッジへのレギュラー出演第3回目でした。
今回は、「間違いだらけの価格戦略」と題して、お話ししました。
マーケティングの構成要素は、大きく分けて「商品」「価格」「チャネル」「プロモーション」の4つに分けられます。この4つを「マーケティングミックス」と言ったりします。この4つの中で「価格」は唯一利益に直結します。他の3つはコストなんですね。
ですので、収益性は「価格戦略」次第で左右されます。しかし、価格戦略を間違えて低収益にあえぐ企業が多いのもまた、真実です。
ということで、今回の講義内容レジュメです。
1.値引きを見て「もう買わない」と思ってしまった、私の経験
2.いい値引きと悪い値引き
3.価格を下げると、いいお客さんは去っていく
4.価格勝負は筋肉増強剤だ
5.価格を下げるな、価値を上げろ
実はこれ、人も同じです。この20年間、ネット普及やグローバル化の進展で、海外の安い労働力が日本の仕事を代替していき、付加価値がない仕事の賃金は下がっています。さらにITや人工知能などの普及で、機械的な仕事は自動化されています。いかに自分の価値を上げていくかを考えることが必要なのですね。
これは見方を変えると、人は機械的な仕事から解放されて、創造的な仕事ができるようになる、といういい面もあります。
ということで、今回の講義前半の様子は、「オトナカレッジ 聴く図書館 Podcastアーカイブ」でもお聴きになれます。→今回分はこちら
恒例、アナウンサーの砂山さんとのツーショットです。
「価格を下げるな、価値を上げろ。…人もそうなんですよね…」ということですね。
お聴きいただいた皆様、ありがとうございました。
第4回目は、「不毛な価格競争が引き起こす大絶滅。その次に来るのは?」というテーマでお話しします。
11月12日(木)の予定ですが、日本シリーズの予定次第では10月29日(木)に繰り上がる可能性もあります。
お楽しみに。