お金には、色はついていません。
100円は100円。「よい100円」も「悪い100円」もありません。
しかし売上には、「よい売上」と「悪い売上」があります。
【事例1】
最近私は、こんな経験をしました。
「ちゃんと海外状況も把握しよう」と考えて、某英字ニュース(Web版)を購読することにしました。
購読申込みはとても簡単。すぐに購読開始できました。
「さすが、よく出来ているなぁ」と思いました。
その後、ついつい億劫で読まない日が続きます。
「購読停止しよう」と考えました。
しかし停止方法がなかなかわかりません。
調べた末、「購読停止はここに電話」と書いているのを発見。
電話すると、いきなり英語の音声案内が流れたので、すぐ電話を切ってしまいました。
その後も調べたのですが、電話以外に方法がなさそうなので、再度電話。
外人オペレータが登場し、英語でやり取りの末、やっと解約できました。
その後、私の周囲でも「契約が面倒なので続けている」という人が意外と多いことがわかりました。
この英字ニュース会社は、確かに売上も多いのですが、こんなカラクリで顧客の離脱率を下げているのです。
【事例2】
期末になるとよく見かける風景です。
営業 「数字が厳しいんです!お願いです!期末に契約いただくと、半額にします!」
顧客 「仕方ないなぁ。付き合いもあるし。予算も少し余ってるし。買うか…」
確かにその場では売れますが、必ずしも必要がないのに買っている状況です。(最近はどの会社もコスト意識が高いので、こんな状況はだいぶ減りましたが)
事例1・2とも、悪い売上です。
さて、御社の売上はどちらが多いですしょうか?
■よい売上
お客様の課題を解決し、満足したお客様が繰り返し買う。
→売上は継続的に成長
■悪い売上
お客様は不満。仕方なく買っている。(課題は何も解決していない)
→ある日、突然破綻する
明日の朝活勉強会「永井塾」のテーマは、「顧客満足を、どのように把握するか?」。
この状況をどのように解決していくか、考えていきます。
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