風邪をひいたときは、仕事で仲間に迷惑をかけないように、少々無理をしても会社に行くべきでしょうか?
それとも、大事を取って会社を休むべきでしょうか?
2012/1/28の日経プラスワンの記事「エコノ探偵団 風邪でも会社休みにくい?―「出勤は美徳」「自分は必要」」は、なかなか興味深い記事でした。
—-(以下、引用)—
同社(気象情報会社、ウェザーニューズ)の調査によると、….風邪でも休まなかった人の割合は年齢が上がるにつれて高くなり、40代では35・9%に達するという。
「無理をし過ぎている気がするけどなあ」。理由を確かめるため、章司は人事管理に詳しい日本総合研究所の高橋敏浩さん(52)に話を聞きに行った。高橋さんは「多少のことがあっても出勤するのが美徳だとずっと考えてきました。その影響が大きいのでしょう」と教えてくれた。
—-(以上、引用)—
確かに、風邪で明らかに体調が悪そうなのに、会社で仕事をしている人って、いますよね。
記事では、現代ではプロセスにおける貢献度やチームの成果などを重視する新しい人事評価制度が多くの企業で導入されているので、かえって突発的な休みが言い出しにくい環境になっている、と指摘しています。
一方で、無理して社員を働かせるマイナス面に注目する企業も増え始めているようです。
—-(以下、引用)—
「インフルエンザにかかった社員が会社で他の人にまき散らしたら一大事です。商談がまとまらなかったりすると、取り返しがつきません」
(中略)
「実は病気を押して仕事をすると、効率がかなり落ち、会社に大変な迷惑をかけます」
—-(以上、引用)—
私の考えですが、個人の1年間の仕事のパフォーマンスを考えた場合は、風邪を引いた場合は1−2日休んで完全に治して万全の状態にして仕事に復帰した方が、よいパフォーマンスが残せるように思います。
さらにオフィスで他の人にうつしてしまうマイナス面も結構大きいと思います。私の場合も、明らかに職場の人から感染してしまったケースがよくありました。
「風邪くらいで仕事を休んでどうする」という根性論も強かったりするので、なかなか難しい面もありますが、風邪の場合はひどくなりそうだったら早めに休んで早めに治した方が、自分にとっても同僚にとっても、仕事の生産性が高まるように思います。
いずれにしても一番良いのは、手洗いうがいをマメにして風邪をひかないことがベストです。
私の場合もちょっとやばそうな兆候が出たら、イソジンのうがいとトローチを飲んでいます。結構これでひどくなることもなく治ってしまいます。
インフルエンザも流行っているようです。
皆様ご自愛下さいませ。