ほとんどの怒りの理由は、自分の中にある。だからコントロールできる


NIKKEIプラス1に2013/5/25掲載されていた記事「怒りを鎮めて失敗防ぐ」は、まさに「我が意を得たり」と感じました。

—(以下、引用)—-

….対人関係療法専門の精神科医、水島広子さんは「怒りのほとんどは『予定狂い』が原因」と教える。

 何かが自分にとってあるべき状態ではないことを示す感情が怒りである。例えば、相手に「こういうふうに動いてほしい」と期待しているのに、その通りに動いてくれないときに怒りが生じる。

—(以上、引用)—

つまり、相手が思った通りに動いてくれないから、怒ってしまうのですよね。

しかし相手は別の人格です。だから、そもそも100%こちらが思ったとおりには動くことはあり得ません。

そして怒りは自分の中に生まれる感情なのです。だから、自分が主体的に解決できるはずです。

 

たとえば、相手としっかりコミュニケーションを取って意思疎通を確実にする。これだけでもかなり改善されるはずです。

それでも思った通り動いてくれない場合は、自分のコミュニケーションが足りなかったと考えて、意思疎通を改善する。

あるいはコミュニケーションが十分なのに思ったとおり動かないのであれば、相手がなぜ動かないのか、その事情や理由を理解する。

これでほとんどの場合は解決できるのではないでしょうか?

なぜ動かないのかが理解できない場合もあります。そんな場合は….「そういうものなのだ(残念な人だった)」とあきらめるのも一つの手ですよね。

 

一方で、特定の個人を対象としない怒りは、必ずしも悪とは限りません。

例えば「世の中、こうなるべきだ」という社会的な怒りが、世界をよりよきものに変えることは、多くあります。社会起業家にはこのような方が多いですね。

私もビジネスの世界で起こる様々な理不尽な状況に対して、「こうすればもっとよくなるのに」という社会的な怒りを感じることがよくあります。これがブログを書いたり、本を書いたりする原動力になっているようにも思います。

自分の中に生まれる怒りを、うまくコントロールしたいものです。

 

 

ほとんどの怒りの理由は、自分の中にある。だからコントロールできる」への1件のフィードバック

  1. 私も怒りはコントロールできると思う1人です。内なる怒りと、外に出す怒りを分けろことがコントロールの始まりだと考えています。

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