昨日の朝、オルタナブロガーの高木芳紀さんご講演による第14回 朝カフェ次世代研究会『名刺に何を載せればいいのかわからないとお嘆きの貴兄に』を行いました。
一見、地味な名刺がテーマ。
しかし、内容はパーソナルブランディングの深く、かつ、とても実践的なお話しでした。
高木さん曰く、「いい名刺とは、仕事をする名刺」とのこと。
では、「名刺が出来る仕事」とは、話しのきっかけを提供し、相手の人脈に入り込み、実際に行動を促すこと、だそうです。
「共感を伝え、人を動かす名刺」ということですね。
そのためには「名刺に写真は必須」と高木さんはおっしゃっいます。
その理由は、まず劇的に憶えられやすいこと、後日収納した名刺ファイルを探すときに目について刷り込み効果が期待でき、親近感を持ってもらえることです。
名刺の写真は、Twitterやブログとあわせた写真を使うのがポイントです。
同じ写真を見ていただくことで、憶えられやすくなるからです。
では、名刺に何を書けばいいのか?
高木さんは二通りで考えるべきだ、とおっしゃっています。
まず、商社のように他社と同じものを売っている場合。誰から買うかがカギになりますので、人を売り込むことになります。そこでパーソナル情報を掲載する形になります。
一方で、メーカーのように他社と違うものを売っている場合。どの商品・サービスを買うかがカギになりますが、スペック書いても全然響きません。そこで、なぜこの商品を作ったか、売っているか、その思いを掲載すべき、ということです。
また、自分を売り込む場合でも、いかに自分が専門家=プロであるかをアピールすることが大切です。
例えば、ニッチな分野での一番の肩書き。
高木さんの場合、「名刺アドバイザー」という肩書きですが、このキーワードで検索するとトップに表示されます。
あわせて、ブログなどでも、関連キーワードも書いており、検索キーワードでひっかかるようにします。
たとえば、「名刺の達人」というキーワードでトップに立った瞬間に、高木さんにラジオから二件出演依頼があったそうです。
いかに相手に響く自分ストーリーを作るか、についてもお話しがありました。
魔法の質問があるそうです。
(1)なぜこの仕事をしているのか?→つまり、この仕事への思い
(2)この仕事をしていて良かったこと→小さな成功体験。実績
これを掘り下げることになります。
ご講演では、他にも色々なお話しがあり、さらに実際にコンサルテーションして作成した名刺をいかに作成したかという事例のご紹介もありました。
これも、参加者の共感を呼んだ、素晴らしいストーリーでした。
「名刺の達人」の高木さんは、まさに「マーケティングの達人」でもあります。
アンケートを拝読しても、「とっても参考になった」という意見をとても多く頂きました。
Twitterのログをご覧いただくと、議論の様子がよくお分かりになると思います。
高木さん、
素晴らしいご講演を、ありがとうございました!
次回第15回目になる『朝カフェ次世代研究会』は、オルタナブロガー坂本さんによる起業に関するお話しです。
12月8日開催です。
いつもとても深いお話しをして下さる坂本さん。
とても楽しみです。
昨日はお世話になりました。m(_ _)m
皆さん面白がってお聞きくださったようでうれしいです。
名刺をもう少し楽しむ文化が育つといいなぁと思っています!
高木さん、
高木さんのご講演をお聴きするのは半年ぶりですが、前回は混雑した立食形式で立ち見でした。
今回、じっくり講演をお聴きし、改めてすごいコンテンツだと思いました。ありがとうございました。