OSS的進化を始めた(?)、「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック(仮称)」ドラフト版。コメントを下さった皆様、ありがとうございました。現在の対応案です。


70名の方から「送付希望」をいただき、うち現時点で23名からコメントをいただきました。

皆様お忙しい中、じっくり読んで下さり、その上、とてもていねいなコメントも書いて下さった方も多く、感謝です。

【これまでの経緯です】

2010/10/26: 3冊目の本「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」、ドラフト版が完成。コメント下さる方を募集中です (1週間限定)

2010/10/29: 「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」、30名からご希望をいただきました。ありがとうございました!まだ申込受付中です

2010/11/05: 「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」ドラフト版は、最終的に70名からご希望をいただきました。ありがとうございました!

2020/11/07: 個人出版ドラフト版への感想が続々。やはり、他人の異なる見方は、とても参考になると実感。

 

「コメントは、11月中旬まで」ということでお願いしておりましたので、これからコメントをお送りいただける方もおられるかと思います。

一方で、そろそろどのようにいただいたアドバイスを反映するかを考えることも必要です。

そこで、先週末にコメントを集計し、対応策をまとめてみました。

大まかには、下記のような対応策を考えております。

 

1.タイトルの見直し

「ハンドブック」というと、「知りたいことにすぐにアクセスできる」というイメージがあります。

一方で本書は、テーマ別にカテゴリーを分けているものの、どちらかというと、各テーマの考え方や心得を理論や事例を交えてエッセイ風に書いたものです。

必ずしも、必要な時に、すぐにアクセスできる形になっていません。

皆様のご意見を拝読し、「ハンドブック」という名称は、必ずしも適切ではないことが分りました。

本書の狙いをより反映したタイトルを検討しています。

 

2.各章の構成の流れを見直す

本書は各章が2ページの見開き構成になっています。

各章の構成は、

1行のタイトル → 数行のポイント → 1.5ページのメイン文章

という流れですが、合計50章の統一感がまだまだ不十分です。

そこで下記を修正します。

・タイトル、ポイント、メインで情報の重複を排除し、1つの章の中で、ストーリーの差異化を図る

・数行のポイントは、格言形式で統一する

・句読点のつけ方を統一する

 

3.メイン文章の構成をパターン化する

多くの場合、各章は、

気付き → 理論 → 主張 → 具体例 → メッセージ

というパターンで論理展開しています。

パターン化することでリズムができ、読みやすくなります。

一方で、必ずしも全ての章がこのパターンを踏襲しておらず、場合によっては理解の流れが途切れる箇所も散見されます。

そこで、出来るかぎり流れを揃えます。

 

4.各章の順番の見直し

全体のストーリー構成上、各章の順番を見直して、各章がよどみなく繋がるようにします

 

上記2-4は、「ストーリーがよどみなく流れる」ことを意識したものです。 

 

5.事例を増やす

本書では、全50章中35章に事例を入れており(かなり「ゆるく」数えています)、「事例があるので分りやすい」とのご意見を多くいただきました。

一方で、残りの15章には事例がありません。

ストーリーを見直し検討した結果、合計8章に事例の追加が必要であるとの結論になりました。追加したいと思います。

 

6.「はじめに」に、その後の新しい知見を加える   

本書のドラフトは8月下旬に書き終えたものがベースです。

その後の「朝カフェ次世代研究会」などで、様々な学びが得られましたので、それらを反映します。

 

7.「おわりに」に、今回の試みを紹介する

今回のネットで皆様からいただいたご意見は、全て真摯でとても参考になるものでした。

一人で書いていたら、決して気がつかないことも多くご指摘いただきました。

このアプローチは、電子書籍が本格的に普及し始める近い将来、ビジネスパーソンが個人出版をする際に多くの方々の参考になると思いますので、「おわりに」にまとめたいと思います。

 

8.各章の修正を行う   

分りにくい言葉の補足説明、明らかな間違い、要調査項目等、個別に指摘いただいたものを修正していきます。

 

9.過去2冊との位置付け

重複部分をどうするか、リニューアルする部分と、定番パターン化する部分のバランスを考えたいと思います

 

上記7.に少し書きましたが….、オープンソースソフトウェア(OSS)というのは、もしかしたらこんな感じで、多くの方々の知恵が次々と反映されて、プログラムが進化していくのかもしれませんね。

私の場合、いただいたコメントを反映するかどうかの基準は、「そもそも、本書で何を訴えたいのか?」「このコメントを反映して、その本書の訴えたいことや、強みを強化できるのか?」でした。(自分の想いですね)

幸い、いただいたアドバイスの多くが、そのようなコメントでした。

いいパターンで回り始めていることを感じます。

コメントを下さった方々は皆、現役ビジネスパーソンの方々。

現代の日本の現役ビジネスパーソンの知恵が詰まった本になるといいなぁ、と思っております。