タイミング感は、大切なビジネスセンス


タイムリーに仕事をすることは、とても大切なことだと思います。

 

たとえば、チームで新規事業開発プロジェクトを進めていて、今日の夕方打合せがあり、このプロジェクトのちょっと時間がかかりそうな顧客向け資料を作成中の場合、次の二通りの対応が考えられます。

A. 資料は1週間かけて完成して、来週の打合せで見せよう

B. ちょっと頑張って夕方までにドラフトを仕上げて、今日の打合せでチームの意見をもらおう

この場合、B.の方が、新規事業のチャンスを拡げられると思います。

今日の打合せでチームメンバーで資料の内容を議論することで、新規事業のアイデアがさらに拡がります。そのアイデアを土台にして、さらに発展させる方法を今晩から考えることもできます。他メンバーも来週の打合せまでに見込み客に説明して、新規見込み案件を発掘できるかもしれません。

A.の場合、この1週間の作業がなくなるので、チャンスが拡がりません。

 

ただし、「タイムリーに仕事をする」とは、常に早く仕上げること、とは限りません。

たとえば同じく資料を作成する場合、プロジェクトの進捗状況を確認する場合は最新状況データを入手してから資料を作成する必要があります。

また、上位マネジメントが使用する資料を作る場合は、上位マネジメントの意向を確認してから資料を作成する方が無駄や手戻りが少なくなります。

 

どのようなタイミングで仕事をするのがよいかは、結局、ケースバイケースです。

ちょっと先の状況を見越して、どのタイミングで仕事を仕上げておくことがベストかを見極めるのも、大切なビジネスセンスの一つなのではないかと思います。

 

 

タイミング感は、大切なビジネスセンス」への2件のフィードバック

  1. barcode generatorさん、
    "A good plan implemented today is better than a perfect plan implemented tomorrow"
    とも言いますね。

コメントは受け付けていません。