「睡眠は、借金できるけど、貯金できない。だから寝だめはできない」という話


私は早寝早起きで「朝シフト」を提唱しておりますが、かく言う私も、実はどうしても寝るのが遅くなる傾向があります。

本当は午後10時に就寝できればベストなのですが、早くて午後11時、遅いと12時を回ることもあります。それでも翌朝は5時起き。

睡眠時間7時間を確保できるとかなり楽なのですが、5時間程度が数日続くと結構厳しいものがあります。

ということで、仕事や予定がない週末は遅くまで寝ています。これでリセットでき、翌週の月曜・火曜はがんばれます。

ということで、

「寝だめって、できないって聞いていたけど、結構できるものなのだな」

と思っていたのですが、実はこれは間違いだったようです。

2011/11/11の日本経済新聞夕刊の記事「こころの健康学 寝だめはできない」で国立精神・神経医療研究センターの大野裕さんが、以下のように述べておられます。

—(以下、引用)—

…しかし、寝だめはできないようだ。その専門家によると、睡眠に関しては、借金はできるが貯金はできないのだという。休日の日中に長く昼寝をするのは、寝だめをしているのではなく、それまでの寝不足の借金を返しているだけだというのだ。

—(以上、引用)—

 

ううむ、確かに私も月曜・火曜は元気なのですが、水曜頃から寝不足を感じ始めます。

週末に沢山寝ているのは、前の週の睡眠不足を取り返しているだけなのですね。

 

「休日に寝だめをして貯金している積もりだったのが、実は寝不足の借金を返していただけ」という、理屈を教えられて考えてみたら、当たり前のことだったのですね。

 

ということで、改めて早めに寝るようにしなければ、と思った次第でした。

 

 

「睡眠は、借金できるけど、貯金できない。だから寝だめはできない」という話」への2件のフィードバック

  1. 睡眠不足がたまることを睡眠負債と専門家は呼んでいます。(経済用語みたい・・)
    寝だめは、睡眠リズムを崩すため月曜の朝が逆に起き難くなって、Blue Mondayの原因になります。寝だめするなら土曜の朝までにして、日曜の夜は平日のリズムに戻すことが必要です。

  2. のるさん、
    コメントありがとうございました。
    なるほど、睡眠負債という言葉があるんですね。
    日曜日の夜は平日リズムに戻す必要があるんですね。
    ありがとうございました。

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