イノベーションを「技術革新」と誤訳するのは、もうやめよう


日本では、「イノベーション」を「技術革新」と訳しています。 日本の高度経済成長が始まった1958年の経済白書がきっかけに、この言葉が拡がったと言われています。

しかしこれはイノベーションの概念を正確に反映した訳ではありません。

100年前に「イノベーションこそが経済発展の原動力だ」と喝破し、イノベーションの源流となったシュンペーターは、「イノベーションとは既存知と既存知の新結合である」と述べています。

たとえば2007年に登場したiPhone。
iPhoneは技術面では革新的なことはほとんどありません。携帯電話、タッチパネルのiPod、インターネット端末という「既存技術の組合せ」です。しかしiPhoneのおかげでコンパクトデジカメ、電卓、地図、時計などが世の中から消え、かわりに実に様々な新しいサービスを生み出しました。世の中を大きく変えたイノベーションだったのです。

「iPhoneってイノベーションじゃないよ。だって何も新しくないじゃん」

という人は、「イノベーション=技術革新」という誤訳を頭から信じているわけです。こういう考え方をしていると、iPhoneのようなイノベーションがなかなか生まれませんよね。

しかしかつて日本には、次々とイノベーションを生み出していた企業がありました。 それはソニーです。

たとえばウォークマン。 元々のコンセプトは「再生専用の携帯カセットプレイヤー」でした。 しかし当時のカセットプレイヤーは、録音機能が必須でした。

「録音機能がないプレイヤー?売れるわけないよ」

…というのが大勢の意見でした。

しかし当時ソニーのトップだった盛田昭夫さんは、こう考えました。

「でも車に付いているカーステレオって、録音機能がなくても、私たちは気にせず使っているよね。車内でそうなんだから、屋外で音楽を聴く場合も、録音機能はいらないんじゃないかな」

実際に発売したら、累計4億台売れました。

ウォークマンもiPhone同様、技術的に新しいモノは何もありません。しかし「一人で音楽を聴く」というライフスタイルを生み出したイノベーションでした。

このようにイノベーションには特徴があります。事後的には理解できるのですが、事前には理解できないのです。

イノベーション前「できるわけないでしょ。もしかして頭悪いの?」
イノベーション後「ああ。あれね。俺も前から考えていたけどね」

もし「我が社には、イノベーションが必要だ」とお考えであれば、「技術革新という言葉は、社内禁止!」にするくらいの意識変革が必要なのではないかと思います。

 

 

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こんな時こそ、夜9時にはスマホとPCを止めよう

最近、夜なかなか寝付けないことが増えました。ちょっと動悸もします。
そこで習慣を一つだけ変えたら、とても改善しました。それは、

「9時を過ぎたら、スマホとPCを使わないこと」

寝る直前までパソコン画面を見て、寝室にもスマホを持ち込んで布団の中で見たり、寝ている最中にスマホでメールが届くと気になって見たりしていました。
これだとなかなかリラックスできませんよね。

人間には日中に活性化する緊張モードの交感神経と、夜間に活性化するリラックスモードの副交感神経があって、どちらかが活性化するとどちらかが休む仕組みになっているそうです。
寝る直前までスマホやパソコンを見ることで、本来は休むべき交感神経がずっと活性化したままになり、副交感神経の出番がなかなかやってこない、という状態になっていたようです。

パソコンやスマホを見続けている私を見るに見かねた妻が「9時以降は、使うのを止めてみたら?」とアドバイスしてくれて、実際にやってみたら効果がてきめん。
夜はグッスリ眠れるようになり、動悸もほとんどしなくなりました。

一つだけ工夫したのは、目覚まし時計を買ったこと。
スマホのアラーム機能を目覚ましに使っていたのですが、スマホを枕元に置くとメールなどの着信が気になります。そこで寝室にスマホを持ち込まないために、目覚まし時計でアラームをかけることにしました。

最近は新型コロナのニュースも多く、ついつい気になってしまいます。
これでは交感神経が休まるタイミングがありません。
これが続くと自律神経が消耗してしまいますし、それが体力や抵抗力低下に繋がり、感染リスクも高まりかねません。

新型コロナとの戦いも長期戦になりそうです。
こんな時こそじっくり休んで、体力を維持したいものです。

 

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文化放送オトナカレッジ 第12回「ヒット商品のヒントは、どこにある?」

昨日3月3日(木)の夜は、文化放送オトナカレッジへのレギュラー出演第12回目。

今回は「ヒット商品のヒントは、どこにある?」と題して、お話ししました。

ヒット商品を生み出したい!これはすべてのビジネスパーソンの願いです。では、そのヒントはどこにあるんでしょう?
その答えは意外なところにあります。

ということで、今回の講義内容レジュメです。

1.マーケティングとは、「お客様が買う理由を作ること」。しかしヒット商品は一部の天才にしか生み出せないのか?

2.【四国・愛媛にある地元食材を使ったある食品メーカーのケース】アイデアマン社長の独断専行から従業員参加型の商品企画会議へ。

3.【永井の経験談】「自分ですべてを考えるのは無理。みんなの意見を聞いていいものはどんどん取り入れよう」への発想の転換。5人に聞くとアイデアは5倍ではなく何十倍になる。

4.【業務用ミラー最大手のコミーのケース】ユーザーのことをより深く理解するために、全従業員でユーザー訪問。使用状況調査の結果を全社員で共有して議論する。

5.実は、必要な知恵は社会に幅広く分散している。これを「分散認知」と呼ぶ。ヒット商品も、社員やお客さん一人一人の頭の中に散りばめられている。ヒントを集めていけば、生み出すことができる

 

後半のお話しでは、様々な事例について掘り下げてお話ししました。

今回の講義前半の様子は、「オトナカレッジ 聴く図書館 Podcastアーカイブ」でもお聴きになれます。→今回分はこちら

 

恒例、アナウンサーの砂山さんとのツーショットです。番組冒頭では、新発売の「文庫版 100円のコーラを1000円で売る方法」も紹介いただきました。

オトナカレッジ20160303

 

次回の第13回目は3月17日(木)、『やりたいことを、やるべし』というテーマでお話しします。

 

成功事例から、学ぶべきもの。学ぶべきでないもの

Best Practice

「あのプロジェクト、当事業部でも『あの事例にウチも学ぶべきだ』と話題になっています。どのように進めたのか、教えてください」

前職の会社員時代、私が担当し、成果が挙がったあるプロジェクトについて、別事業部のマネージャーから「詳しく話を聞きたい」というご依頼がありました。

その会議の冒頭、このように質問され、私は記憶を辿りながらお答えしました。

「そうですね。元々はこんなビジネス状況で、このような課題がありました。それらの課題を解決するために、シナリオをこのように考えてみました。そのシナリオを実現するために、具体的なアクションをこのように作って、お互いをこのように繋げていったんですよ」

(話が長そうだな…)と思ったのか、相手の方は私の話をさえぎり、このようにおっしゃいました。

「全体の話よりも、私が知りたいのはその個別アクションの〇〇〇〇〇の部分です。社内でとても話題になったし、製品の認知度も大きく上がって、ビジネスに繋がりましたよね。どのようにそのアクションを進めて、どのように成果に繋げたのか、具体的に教えて欲しいんです」

 

これは成功事例(ベストプラクティス)を学ぶ際に陥る、典型的な落とし穴です。

 

自働おそうじロボットのルンバの成功からも、このことを学ぶことができます。

ルンバを開発・販売するアイロボット社は、「ロボット技術を活かして、いい世界を作りたい」と考えたコリン・アングル氏が創業した会社です。

そして優れたロボット技術という強みを活かして、おそうじロボットを開発し、新たな市場を生み出して、大成功を収めています。

しかしアイロボット社は、ロボット技術をビジネスに繋げられずに、苦しんだ時期があります。実際、ロボット技術を活かした14個のプロジェクトを試行錯誤したものの、どれもお金を稼ぐことができずに失敗。成功したのがおそうじロボットだったのです。

ルンバを含めた十数個のプロジェクトを通じて、アイロボット社は、自社の強みであるロボット技術を活かした上で、その強みを必要とする対象顧客を絞り込み、顧客の課題をいかに解決してビジネスにつなげるか、いくつもの仮説を考え抜いて検証してきたのです。→詳しいことをお知りになりたい方は、こちらの記事を参照下さい

 

ルンバの大成功という結果だけを見ると、「なるほど、ロボット技術を活かして、自働おそうじロボットか。アイロボットも、良いところに目をつけたな」と思いがちです。そして多くのメーカーがルンバの成功を見て、この市場に参入していますが、この市場ではルンバがシェア3/4を独占しています。

私たちが学ぶべきは、結果である「ルンバという製品」ではなく、シナリオである「アイロボット社の考え方」ではないでしょうか?

同様に「ベストプラクティス」から学ぶべきは、個別のアクションではなく、どのような状況でどんなシナリオを考え実践したかという考え方です。

シナリオを持たずに個々のアクションを模倣しても、それはベストプラクティスではなく、言い方は悪いですが、単なる猿真似に陥ってしまうのです。

冒頭の事例でマネージャー氏が尋ねたのが「ルンバという製品の作り方」、本当に学ぶべきが「アイロボット社の考え方」というように考えると、おわかりいただけるのではないかと思います。

 

やや古い記事ですが、2012/10/10の日本経済新聞の記事「経営塾 業績回復に挑む(5)総括」で、一橋大学の楠木建教授が次のように書いておられます。

—-(以下、引用)—-

個別のアクションの正否は戦略のストーリー全体の中でしか判断できない。ストーリーの戦略思考からすれば、そもそも「ベストプラクティス」(最良の実践例)などというものはあり得ない。

—-(以上、引用)—-

「全体を流れるストーリー/シナリオがあって、はじめて個々のアクションの意味がある」という楠木教授のお考えは、私も同感です。

 

私たちは、即効性がある解決策を求め勝ちです。だから成功事例の個別部分を取り込もうと考えるのかもしれません。

しかし、世の中の成功事例から、そのような即効性がある解決策の部分を集めて取り込んでも、全体のシナリオの整合性がなければ、成果は挙がりません。

ストーリーを立ててシナリオを考えるのは手間がかかります。だからこそ、他社が容易には真似ができない差別化を図ることができるのです。

 

11年前に書いた自分の文章を読んで考えた。「文章を書き残すことは、未来の自分への贈り物」

私がブログデビューしたのは2006年2月です。その2年前、2004年から2005年にかけて、メルマガを発行していました。当時は隔週で合計50通ほどを600名の読者に配信していました。もう11年前になりますね。

先日、このメルマガをすべて読みかえす機会がありました。実に色々な発見がありました。

正直に申し上げて、文章力はやや未熟ですし、論理展開もやや冗長です。このメルマガが終了した翌年にブログデビューし毎日ブログを書くようになり、さらに本も何冊か出版していますので、今と比べると文章執筆の蓄積量が圧倒的に少ないことが理由でしょう。

しかし「42歳の当時、自分はこんなことを考えていたのか!」と、現在53歳の私にとって驚きがありました。

わずか11年前とは言え、当時頭を捻って考え抜いて書いたことは、既に忘れていることも多く、記憶の彼方にあったことが一気に想い出されました。

 

文章を書き続けることは、未来の自分への贈り物でもあるのだな、と感じた次第です。

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三十数年ぶりに読んだ夏目漱石「こころ」は、実はまったく違う本だった

最初に夏目漱石「こころ」を読んだのは高校生の頃。現代国語の授業でした。この時、私は文庫本も買って、夢中になって読みました。

若かった当時の私は、単純に物語として楽しんでいたように記憶しています。

ただなぜ表題が「こころ」なのか、本書のテーマであるエゴイズムとは何なのか、なぜ先生が死を選ばざるを得なかったのか、十分に理解できませんでした。

 

先日、Kindle版で三十数年ぶりに読む機会がありました。読み始めると一気に引き込まれ、1日で読み終えてしまいました。

深夜に読み終えた後、自分の心に重く黒いものがドッシリとのしかかってきて頭を支配し、なかなか寝付けませんでした。

 

本書は三部構成。第一部と第二部の語り手は「私」、第三部の語り手は「先生」です。

第三部で自分の若いころを振り返り語っている「先生」は、信頼している人に騙されて人間不信に陥りますが、「奥さん」と「お嬢さん」に出会って人間への信頼を取り戻し始めます。そして数少ない友人であるkを助けようとしますが、結局このkを裏切ることになり、kは自殺。先生はその重荷を誰にも言えずに背負って生き続けています。

 

一貫して「先生」が語っているのは、「人間のエゴ」。

しかしエゴというのはとても厄介なものです。

「自己保身能力」としてのエゴを獲得したおかげで、生物は誕生してから数十億年間、生き長らえてきました。そのエゴをなくすということは、死を選ぶこと。エゴはなくそうとしても、本来なくならないようになっています。

だから厄介です。

そしてエゴは巧妙です。私たちは、他人のエゴはすぐに気づきますが、自分のエゴにはなかなか気がつきません。

エゴは、人の心の奥底に気がつかないように様々な形で潜み、そしてあるとき密かに現れて、時としてあたかも善の形も取りながら、知らない間に他人を攻撃するのです。

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「自己保身能力」としてのエゴをなくすために、「先生」は死を選ばざるをえなかったのかもしれません。

読了して、本書の表題が「こころ」であることに深く納得しました。

 

三十数年、人生で多少の経験をしてきたおかげで、本書で夏目漱石が伝えたかったことが、少しわかったように感じました。

 

なお、本書はAmazon Kindleで無料で購入できます。

今年1年間、ありがとうございました

2014年も、あと3時間で終わります。

 

先日当ブログで書いた1−6月と、7−12月の活動を改めて振り返ると、多くのお客様と、仕事のパートナー様とのご縁を通じて、数多くの気づきをいただき、仕事を通して成長させていただいた1年でもあったことを実感します。

  

皆様には今年1年間、とてもお世話になり、感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

よい年をお迎えくださいますように。

「幻のコーヒー」ブルボンポワントゥを淹れてみました

お世話になっている方々から、たいへん有り難いことに「幻のコーヒー」と言われるブルボンポワントゥをいただきました。→ブルボンポワントゥ専用サイト

1年に一度だけという限定販売品の貴重品。ブルボンポワントゥについて詳しいお話しはこちらにあります。
 

早速、飲んでみました。

こんな豪華な箱に入っています。右にあるのは説明書です。

ブルボンポワントゥ箱.jpg

箱を空けると、さらに豪華な陶製の容器に入っています。

ブルボンポワントゥ容器.jpg

コーヒー豆の袋は、この中に入っています。

ブルボンポワントゥ容器2.jpg

この陶製の容器の蓋にはゴムが付いていて密閉性があるので、この貴重なコーヒー豆の酸化を遅らせることができます。

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一人分15g。二人分30gをきっちり計ります。

ブルボンポワントゥ計量.jpg

並行してカップとコーヒープレスを温めておきます。

ブルボンポワントゥカップの温め.jpg

コーヒーはHARIOの手動式コーヒーミルで挽きます。

ブルボンポワントゥミル.jpg

今回はコーヒープレスで淹れることもあって粗挽きにします。粗挽きにするには、このコーヒーミルのネジを一方向に回して締めてから、逆の緩む方向に12回カチッと言うまで回します。

ブルボンポワントゥミル2.jpg

コーヒーミルに豆を入れます。

ブルボンポワントゥミルにコーヒー豆.jpg

ミルにハンドルをつけて回すと、コーヒー豆を挽くことができます。

ブルボンポワントゥミルで回す.jpg

挽き終えたところ。粗挽きのコーヒー豆が下に溜まります。

ブルボンポワントゥミルで挽き終え.jpg

お湯は一人あたり160cc。二人なので320ccですね。

コーヒープレスに挽いた豆を入れ、熱い95度のお湯を80ccを注ぎ、30秒間蒸らします。(お湯が挽いたコーヒー豆で跳ねて、プレスの壁面が汚くなってしまったのは、ご愛敬)

ブルボンポワントゥコーヒープレス1.jpg

その後、残りのお湯240ccを注ぎます。

ブルボンポワントゥお湯を全て注ぐ.jpg

蓋をして、3分待ちます。

ブルボンポワントゥ蓋をする.jpg

3分経ったら、ゆっくりレバーを押し下げます。

下にコーヒー豆が溜まり、上に抽出したコーヒーが出来上がります。

ブルボンポワントゥレバー押し下げ.jpg

カップに注いで出来上がりです。

ブルボンポワントゥカップに注ぐ.jpg

コーヒープレスだと、紙フィルターのようにコーヒー豆の油が吸収されることがないので、表面にちゃんと油も浮いています。

ブルボンポワントゥ・カップ.jpg

飲んでみると、渋みのない澄みきったピュアな味わいで、爽やかな酸味もあります。絶品です。

入っているのは100gなので、6−7杯しか飲めない貴重品。

有り難く大切に、感謝しながら飲みたいと思います。

仕事のお供のコーヒーカップを新調しました

当ブログで書きましたように、8ヶ月前にコーヒーカップを変えてみたのですが、先日不注意でひびが入ってしまいました。

そこで新調してみました。

先日お店を見ていたら、私が好きなハンガリーのヘレンドという陶磁器で一目で気に入ったデザインのものがあったので、その場で購入しました。

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購入する際に店員の方が説明してくれたのですが、デザインは手書きだそうで、同じデザインの別商品でも微妙に色づけが異なっていました。

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このような気に入った工芸品でお茶やコーヒーを飲むと、ちょっと気合いが入るような気がします。これって結構大事ですよね。

今度はひびが入らないように大切に使いながら、このカップをお供に仕事をしたいと思います。

【補記 2014/12/21 12:10】…お値段が高そうに見えるかもしれませんが、意外と高くありません。忘年会1-2回分くらいです。

写真三昧の生活で、頭をリセットしてみる

ここ数年間、ウィークディは仕事、週末や休日は本の執筆、という生活が続いていました。

昨年7月に日本IBMを退職し、独立してからもそのペースは変わっていません。

たいへん有り難いことに好きなことを仕事にしているのでとても楽しいですし学びも多いのですが、それでも気分転換が必要なのかな、と思っていました。

 

そこでこの数日間、かなり遅い夏休みを取って、まったく違うことに時間を使ってみることにしました。

それは写真。

考えてみれば、20代から30代にかけての週末や休日は、写真ばかり撮っていて、作品が溜まると写真の個展で発表していました。これが気持ちをリフレッシュさせてくれて、ともすると仕事のことばかり考えがちな環境で視野を広げてくれました。

40代中頃からブログを始め、そして本を書くようになり、キャリアは広がりましたが、週末や休日はあまり写真を撮らないようになっていました。

 

久しぶりに写真撮影に集中してみると、やはり好きなことなので、他のことはきれいさっぱりと忘れて没頭できます。

のんびりとすることができない質なので、休みでも何もすることがなく空ている時間があると、つい仕事や原稿書きに使ってしまいます。

好きな写真三昧の生活に浸ることで、仕事や原稿書きに時間を使うこともなく、強制的に頭をリセットできたように思います。

 

また明日から、仕事。頑張ります。

 

沖縄出張・初日

本日(10月29日)に講演があり、昨日(10月28日)から沖縄にきています。

 

朝9時20分に羽田を出発。

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昼過ぎには沖縄・那覇空港に到着。

昨日、東京では木枯らし一号が吹きましたが、沖縄は25度前後。皆さん半袖です。

 

昼食は、昔からの友人の飯塚ご夫妻に、那覇市内にある沖縄そばの店に連れて行っていただきました。

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ホテルの近くにある沖縄そばの店ですが、地元の人しか知らないであろういいお店で、こんなメニューです。

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まず「てびち」を頼みました。豚足の軟骨です。

一度茹でてから煮込むので脂は少ないのですが、コラーゲンたっぷり。ダメージを受けたお肌にもよいそうです。豚足なので毛の処理がたいへんだとか。意外とさっぱりしています。

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こちらは「軟骨ソーキそば」。これも美味です。

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三人で写真撮影。お二人とも仲良くお元気で何よりです。

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元気を養ったところで、今日は昼間に講演。

頑張ります。

 

 

iPhone5から、iPhone6に切り替えました

過去のブログを読み返すと、

iPhone3GSを購入:2009年6月

iPhone4へ切替:2010年7月

iPhone5へ切替:2013年2月

ということで、1年8ヶ月間使ってきたiPhone5ですが、このたびiPhone6に切り替えました。

 

iPhone6 plusにするか迷いましたが、Apple Storeで実際にiPhone 6 plusを触ってみたところ、ちょっと手に余る大きさでした。

決定的だったのは、色々と触っているうちに、つい手から落ちそうになったこと。

ケーブルが付いていたので事なきを得ましたが、うっかり者の私は、おそらく使っているうちに落とすのはほぼ確実です。

 

一方のiPhone6は、手にしっくりとなじみました。片手操作も楽々。

これまでiPhone5で不満はなかったのですが、iPhone6を手にすると、「これこれ!この感触と操作感を待っていたんだ。もうiPhone5に戻れないなぁ」と思ってしまうあたり、私が講演でよくお話ししている「顧客が気がつかない課題の解決策を提供する」ということなのかな、と思いました。

ということで、6 plusではなく、6に決定。

 

前回のiPhone5では代理店で3時間近くかかったので、今回はソフトバンクオンラインショップで申し込みました。

申し込んだところ、2-3日後に在庫を確保できたとの連絡があり、正式注文すると2−3日で自宅に到着。

まずiTunesを最新版に更新し、iPhone5をiTunesにバックアップ。(iCloudにバックアップする方法もあります)

iPhone6の設定は、こちらを参照して自分で行います。

箱から出して、いきなりアクティベーションを始めてしまいがちですが、それでは×。

(1)USIMをセット→(2)電話切り替え手続き→(3)アクティベーション

の順番に行います。(2)の処理をすると、旧iPhoneの電話機能は失われます。(3)はiPhone6の電源を入れるところから始めて、進めていくうちに旧iPhoneのデータ引き継ぎのガイドが出るので、指示の通り進めます。(3)が完了した時点で、新iPhoneの電話機能がアクティブになります。

ほとんど一通りスムーズに進みましたが、二段階認証を設定していたGmailの設定で時間がかかってしまいました。本当はアプリパスワードの設定が必要だったのですが、すっかり忘れてしまい何回も二段階認証を試行してしまいました。最終的にこれも無事クリア。

 

旧iPhoneは下取りに出すことにしましたが、iPhoneはプライバシー情報の塊なので、データは確実に消去する必要があります。そこでiPhone6にデータ、アプリ、設定を全て移行したのを確認した上で、iPhone5の「コンテンツ消去」も行いました。

「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びます。

Iphoneimg_3338 

パスコードを入力。

Iphoneimg_3339 

確認画面で「iPhoneを消去」を選びます。

Iphoneimg_3340 

再確認の画面です。

Iphoneimg_3341  

ここでOKすると、iCloudに設定しているApple IDのパスワードの入力が求められ、入力すればiPhoneが初期化されます。

 

比較してみると、iPhone5(右)とiPhone6(左)はこんな感じ。どの程度サイズアップしているかがよくわかります。

Iphone56img_0124  

iPhone6のケースはネットで350円程度の簡単なものを使っていますが、まずは充分です。

フィルムがケースに付属していなかったので、注文中ですが、iPhone6の画面は意外と指紋が付きにくいですね。

 

ということで、新しいiPhone6はかなり快適です。使用感は追ってまたご報告します。

 

積極的休養は大事だと実感

考えてみたら、あまり休んでいません。

仕事をしながら、会社から離れた時間は「100円のコーラ」シリーズを書いていた会社員の最後の3年間は、完全休養日は合計数日間程度。

昨年7月に独立してからは、ウィークディはお客様と会ったり講演したりモノを書いたりしつつ、土日も作業。

いずれにしてもやりたいことをやっているので、楽しいのですが、まったく何もせずに休むことはあまりありませんでした。

 

そこで仕事の合間でちょっと余裕ができ、「疲れも溜まったかな」と感じた先週後半から週末まで4日間、完全休養してみました。

まず近所の温泉で骨休め。

ここで身体の緊張状態がリセットされたようで、いくらでも寝られるようになってしまいました。

メールの返事やブログ書きなどの最小限のことをする以外は、極力なにもしないようにしました。

15−16時間の睡眠を3日間続けて取ったのは久しぶりです。

どこか緊張していた身体と心も、心なしか楽になりました。

 

たまには積極的休養を取ることは、とても大切ですね。

 

スタバの1杯1850円のコーヒー、試飲してきました

先日ブログで書きましたように、昨日9月17日、スターバックスが「パナマ アウロマール ゲイシャ」というパナマ産ゲイシャ種のコーヒー豆の販売を開始しました。

実は2週間前に近所のスタバでまったりしていると、店の方から「9月17日に新商品を出すのをご存じですか?」と声をかけられました。

発売日にこのコーヒーの試飲会をするので、常連のお客さんに声をかけているとのこと。

「ぜひぜひ!」ということで、こんな招待状をその場でいただきました。

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昨日の朝、試飲会に参加しました。

参加者は私も入れて5名。皆さんコーヒーがお好きなようです。

既にパナマ産ゲイシャ種のコーヒー豆は粗挽きに挽いていて、香しい薫りがします。

挽いた豆をワインのデキャンタのようなガラス容器に入れて、ドリップポットで90度のお湯を注ぎます。

この保温材にくるまれたガラス容器の中にコーヒー豆を4分間泳がせ、金属製フィルターで漉してコーヒーをカップに注ぎます。

このコーヒー器具、初めて見ました。ネットで検索してみたところ、アマゾンで見つかりました。コーヒー器具は実に色々な種類があるのですね。

 

コーヒーは豊かな薫りと酸味が感じられ、とても美味。至福のひとときでした。

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ブルゴーニュのワイングラスのように薫りを楽しむために、先が細くなったカップでいただきました。内側にある線は150ccの量の目盛りで、この量を入れると一番コーヒーがいい薫りで楽しめるそうです。(残念ながらこのカップは既に販売終了とのこと)

 

クローバーというコーヒーマシンで淹れると1杯1850円コーヒープレスでも1杯1650円なので、ちょっと普段飲みにはできませんが、何かいいことがあった時には、ぜひ飲んでみたいコーヒーです。

 

コーヒーノキ、栽培中(2)

5月1日の当ブログで、コーヒーノキを栽培していることをご報告しました。

その時の写真がこれ。

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これから4ヶ月が経ち、いま、ここまで育ちました。

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だいぶ大きくなりましたね。

根元もこんな感じです。

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コーヒーの木は、3年で白い花を咲かせるそうです。

鉢で育てているのでそれほどは大きくならないと思いますが、どこまで育つか、楽しみです。

 

エアコンの効きが悪くなったら、即効で改善できる方法

我が家には、居間と寝室に2台のエアコンがあります。

居間のエアコンは2−3年前に購入。最初は冷房能力も強力で快適だったのですが、最近はとても効きが悪くなってきました。リモコンで「内部清浄」機能があるので時々行うのですが、あまり変わりません。

最近のように猛暑が続くと、暑い昼間はなかなか辛いモノがあります。

そこで説明書を見たところ、「効きが悪くなったらエアコンの前の蓋を開けて、フィルターに付いたゴミを掃除機で吸い取るように」と書いていました。

試しに空けてみたら、埃がビッシリ。掃除機で吸い取ったら、ウソのように強力なエアコンに戻りました。空気感も良くなったように思います。

寝室のエアコンも掃除。同様に強力になり空気感も良くなりました。電力消費量も少なくなるそうです。

思い返せば、以前は同じように掃除していたように思います。冬場などでエアコンを使わなかったので、キレイさっぱり忘れてしまっていました。ううむ。

 

説明書を見たら「フィルターは2週間程度の間隔で掃除するように」とのことです。恐らく世間では常識なのですね。

 

猛暑の夏、もしエアコンの効きが悪くなったり、フィルター掃除をしていない方は、お早めにお掃除をして、快適に過ごしましょう。

 

 

オリンパスSTYLUS SH-1。一見普通だけど、実は凄いカメラです

オリンパスSTYLUS SH-1を購入しました。アマゾンで注文したところ、翌日昼に到着。便利ですね。最近、カメラはほとんどAmazonで買っています。

 

このカメラは割とコンパクトなサイズでオーソドックスな外見にも関わらず、35mmカメラ換算で25-600mmまでの広い範囲を撮影できます。600mmというとわかりにくいかもしれませんが、12倍の望遠に相当します。

取材などで遠距離で動画や静止画を撮影することが増えそうなので、購入しました。

早速撮影してみました。曇り空で、近所にできたケーズデンキを見に行ったついでに、店舗を撮影したのが下記の写真です。

こちらは25mm相当。(1/800, F3.0, ISO 125)

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こちらは同じ場所で、店名ロゴの「ケ」の部分を600mm相当で撮影。(1/500, F6.9, ISO 320) 手持ち撮影ですが、このカメラは光学式5軸手ぶれ補正機構があるおかげで、手ぶれの影響もあまりありません。これはありがたいですね。

P6280020  

普通に使う分には十分です。

動画能力も高く、1080/60PのフルHDムービーに加えて、240コマ/秒や120コマ/秒のハイスピードムービーも撮れます。

  

これまで使ってきたPowerShot S100とサイズ比較したのがこちら。

Sh1  

Sh12  

PowerShot S100と比べて、一回り大きめ、といった感じでしょうか?重量は173gに対して271g。600mm相当まで撮影できることを考えると、驚異的なコンパクトさ。持ち歩いても全く苦になりません。

スペックを比較すると、

発売日: S100 2011年12月8日  SH-1 2014年 4月18日
焦点距離(35mm換算): S100 24mm~120mm  SH-1 25-600mm
F値:
S100 F2-5.9  SH-1 F3-6.9
撮影感度:
S100 通常:ISO80~6400  SH-1 通常:ISO125~6400
撮影素子: S100 1/1.7型CMOS(7.6×5.7mm)  SH-1 1/2.3型CMOS(6.2×4.6mm)
有効画素数: S100 1210万画素  SH-1 1600万画素
動画フレームレート: S100 24 fps  SH-1 60 fps
撮影枚数: S100 200 枚  SH-1 380 枚
重さ: S100 173g  SH-1 271g
大きさ: S100 98.9×59.8×26.7mm  SH-1 108.8×63.2×42.4mm

S100よりも撮影素子はやや小ぶりですが、そのおかげでこれだけの光学性能を与えることができたのでしょうね。

普段はiPhoneで撮影することも多いのですが、「遠景も含めてきっちり撮影したいけど、一眼レフはちょっと重い」という時は、重宝しそうです。

 

映画「キツツキと雨」…「匂い」がする映画でした

昨晩、映画「キツツキと雨」を見ました。

YouTubeの予告編もあります。

この予告編の通り、役所広司さんが無骨な木こり役になりきっています。予告編にもチラッと出ていますが、伊武雅刀さんも仲間の木こり役で出演しています。

見終わった後にさわやかな感覚が残るいい映画でした。

特にこの映画で感じたのは、「匂い」です。

黙々と木を倒したり伐採したりといった仕事を続ける木こり役の役所広司さん・伊武雅刀さんからは、画面全体を通じて現場で働く男の匂いを感じました。

映画でこのような匂いを感じたのは、あまり記憶にありません。

このような匂いを感じさせるのが、まさに役所さんと伊武さんの演技力なのでしょう。

この映画は、第24回東京国際映画祭で審査員特別賞、第8回ドバイ国際映画祭で最優秀脚本賞、最優秀編集賞、主演の役所広司さんは最優秀男優賞を受賞しているそうです。

 
 

【写真あり】上高地で遅いGW休み? (2)

昨日のブログの続きです。

今日はちょっと雨模様。晴れでない日は、晴れでない日なりの写真が撮れます。

朝早く起きて、田代池まで歩いて撮りました。歩道を歩いた先に、まさに撮影に最適な場所がありました。

201405152  

水も透明な流れです。

201405153  

鴨もいました。しきりに水中の獲物を探して食べています。

201405151 

上高地はこれから半年間の観光シーズンが続き、11月には再び冬シーズンでクローズします。

季節の移り変わりを感じますね。

 

こういうところで気分転換をしながら、本を書くと、かなり捗りますね。

 

【写真あり】上高地で遅いGW休み?

GWは過ぎましたが、上高地に来ています。

GW休み…と言いたいところですが、実際には、ここで次回作の執筆中です。

GWを外しているためか、あまり観光客がいません。ちょうどGW中に飛騨地方で群発地震があったことも、観光客が少ない理由かも知れませんね。昨日から今日にかけても数回、小さな地鳴りがしたりしています。(ただ、Yahoo!地震情報には掲載されていない程度の規模です)

執筆の合間に、ホテルの周りを歩いてみました。

河童橋からみるとこんな感じで、山頂には雪がだいぶ残っています。

201405141  

槍ヶ岳です。

2014051412  

まだ新緑はこれからといった感じです。

2014051413 

野猿も出てきて、人目も気にせずに山菜を食べています。

201405142  

しばらく東京で休みなく仕事をしていましたが、ここで気分転換を図りながら、2-3日ほど気合いを入れて執筆に集中したいと思います。
 

椅子を変えてみたら、腰痛が激減

昨年6月に会社員を卒業して7月に独立以来、自宅での作業が増えました。

特に集中して執筆する作業は、一日10時間以上椅子に座りっぱなしの状態が数週間続いたりします。

そのためか腰や肩がかなり凝ってしまい、ちょっとした拍子にぎっくり腰になりかねない状態になってしまいました。(幸い、まだぎっくり腰は未経験ですが)

 

自分の姿勢を観察してみると、背筋が丸まってしまいかなり猫背になっています。肩や腰が痛くなるのもこの猫背のためのようです。

また椅子に座って20分も経つと腰が張ってきます。ストレッチを頻繁に行ってもなかなか直りません。

実は使っているのは、巷で2,000円程度で売っているスチール製のパイプ椅子です。

「もしかしたら、椅子のせいかも?」と考え、この椅子に買い換えました。8,780円でした。

アマゾンで注文して、翌日に配達。

実際に試してみると、「背筋が伸びて、自然とイイ姿勢に!」と書いている通り、膝で体重を支えて安定した状態で姿勢を固定できます。

丸一日使ってみましたが、腰の負担もほとんど感じません。

半面、体重が膝に乗るために、膝に負担が来ます。言い換えると以前の椅子では、この膝への負担が、そのまま腰に来ていたのかもしれませんね。

これまでの椅子とは異なり、座っている姿勢を変えにくい構造なので、強制的によい姿勢を維持できるのもグッドです。

 

しばらく使ってみて、また気づいた点がありましたらご報告したいと思います。

 

コーヒーノキ、栽培中

3月中旬にとあるところで、コーヒーノキの苗をいただきました。

葉っぱがいくつかある小さな苗が直径3cmほどの小さなビニール製の植木鉢に植えられています。

しばらくそのままにしていたら、しおれて元気がなくなってしまいました。水をあげると翌朝には元気になっています。

そこでたい肥を買ってきて小さい植木鉢に植えて、マメに水をあげるようにしたら、徐々に育ってきました。

新芽も出てきて、今はこんな感じです。

Photo_2

 

植物には、癒やされますね。

大きく育ってきたら、また大きな鉢に植え替えたいと思います。

 

コーヒーカップを変えてみました

あまりコーヒーカップにはこだわらずに手近なもので済ませていたのですが、気分を変えるために、近所のデパートで良さそうなコーヒーカップを買ってみました。

実際にこれでいつものお茶やコーヒーを飲んでみると、カップの厚みも適度で、質感もあり、なかなかいい感じ。気のせいか、ちょっと美味しく感じます。

考えてみれば、自宅でコーヒーやお茶を毎日何杯も飲みます。

何年間も使うものですし、最近はコーヒーやお茶を飲みながらの仕事も多いので、コーヒーカップを変えてみることで仕事もサクサク進むような気もします。

ちょっとしたことですが、たまに変えてみるのもいいものですね。

 

新型ルンバRoomba870購入。「4年間の進化はスゴイ」と実感

長らくルンバ577を使用しておりましたが、坂本さんのブログを拝読したのをきっかけにルンバ870を調べてみたところ、なかなか良さそう。悩んだ末に奮発して購入しました。(アマゾンで購入です)

昨日自宅に届き、早速動かしました。以下、感想です。

■「これまでのは何だったの?」という位、大量にゴミを取ります。

まず、旧式ルンバ577で掃除した直後のリビングルーム(フローリングの床)を、新型ルンバ870で再度掃除したところ、結構ゴミが取れました。

また絨毯の部屋を掃除したところ、旧式の4-5倍のゴミが取れました。

「吸引力5倍」はダテじゃありません。特に絨毯は強力にゴミが取れるようです。

掃除した後の部屋の空気感はとても爽やか。アレルギー体質なので、これは結構重要なポイントです。

 

まず、これだけでも「買ってよかった」と思いました。

 

■音は小さめになりました。旧式は金属的に大きな音がしていたのですが、新型はやや音が小さくなり金属的な響きもなくなりました。

 

■特にゴミが多い場所を見つけると、念入りに行ったり来たりします。結構可愛い感じです。

 

■旧型だと髪の毛などがすぐに絡まってしまい、それを取るのに手間がかかっていたのですが、新型はゴムローラーになって髪の毛が絡まらなくなりました。これは有り難いですね。

 

これまで使っていたルンバ577は2010年モデル。最近、お掃除ロボットのライバルも増えてきましたが、ルンバも4年間でかなり進化しています。

技術進化の速さを実感しました。

ちなみにルンバの紹介動画はこちら。宣伝するつもりはないのですが、私はこの動画を参考に購入を決めました。

 

コーヒーの人体実験 – コーヒーは身体にいいのか、悪いのか?

神戸にあるUCCコーヒー博物館で知り、「なるほど」と思ったことの続きです。

コーヒーは習慣性はありますが、身体への害はどうなのでしょうか?

これは17世紀にコーヒーがヨーロッパに上陸以来、ヨーロッパでは議論されてきたそうです。特にスウェーデンでは18−19世紀に紅茶とコーヒーは何度も禁止される状況に。

そこでとうとう国王グスタフ3世(1746-1792年)は、奇妙な実験をすることにしました。

2人の死刑囚に、片方にはコーヒーを、片方には紅茶を与え続けて、いずれに害が現れるかを観察したそうです。

結果は、二人とも何ら問題がないまま天寿をまっとう。

その前の1792年、グスタフ3世の方が先に暗殺されてしまいました。

 

ただしこれでは実験サンプル数は1件だけ。実際にはどうなのでしょう?

NAVERまとめですが、これこれを見ると、当然ながらいい面と悪い面がそれぞれあるようです。こんな記事もありますね。

どうも決定的に「害」と言い切れる点は、ないようですね。

しかし調べてみる限り、仮に人体に害があったとしても、タバコと比べると無視できる程度なのではないでしょうか?

 

ということで、私は「普通にコーヒーを飲んでいる限りは、あまり健康の心配はしないでもよい」と考えて飲むようにしております。

 

コーヒーに関わる名言

コーヒー勉強中のため、先日、神戸にあるUCCコーヒー博物館に行ってみました。

ここには、古今東西のコーヒーにまつわるものが集められています。「コーヒーの世界は深いなぁ」と、とても勉強になりました。

 

展示の最後に、色々な人たちのコーヒーに関わる名言が壁に書かれていました。

「なるほどなぁ」と思いながら書き取ってみました。そのうちいくつかをご紹介します。

モンテスキュー(1689-1755)/フランスの哲学者 小説「ペルシャ人の手紙」

カフェこそそこにじっと座り続けながら、会話がリアリティを創出し、雄大な計画やユートピア的な夢想やアナキスティックな謀反が生み出せる唯一の場所

ナポレオン・ポナパルト(1769-1821)
強いコーヒーをたっぷり飲めば目が覚める。
コーヒーは温かさと不思議な力と、心地よき苦痛を与えてくれる。
余は無感よりも、苦痛を好みたい。

バルザック (1799-1850)
コーヒーが腹中にはいると、
即座に活気が出てくる。
ちょうど戦場における軍隊のように 活き活きとしたアイディアが生まれ、
記憶の中に眠っていたものが つぎつぎと その姿をあらわしてくる

 

私もカフェで時間を過ごしたり、あるいは自宅やライブラリーでコーヒーを飲んでいたりすると、不思議と色々なアイデアが出てきます。

コーヒーはありがたい飲み物です。

もしこの世からコーヒーがなくなると、ちょっと困ったことになるかもしれませんね。

 

 

Macの画面が真っ暗になってしまった→調べたらすぐに直った

大雪の昨日。

用事があり、たまプラーザ駅まで歩きました。

Photo_2 たまプラーザが一面大雪でした。

 

その後、仕事をしようと思いスタバに入りMacを開くと、画面が真っ暗です。

何度立ち上げ直しても、起動音はするものの、画面は真っ暗。

「Mac修理になると、ジーニアスバーの予約か」と覚悟。

「でもまぁ、最悪TimeCapsuleのバックアップから直前の状態に戻せるし、自宅にあるバックアップのMBA 11でDropboxの差分データを取ればすぐに作業を再開できるから、なんとかなるか」

もしバックアップがないとすごいストレスで悩んでいたでしょう。シマンテックの調査によると、「PCがクラッシュして使用不能になる」や「PCに保存してあったファイルをすべて損失」は、「失恋」よりもストレスが高いそうです。

しかし数カ月前に何重かのバックアップ手段を講じておいたので、こういう時でも精神的にとても楽です。

 

一方で締切が近い仕事なので、できればここでも仕事を継続したいところ。

MacではWord文書を編集していたので、iPad miniでDropbox経由でWordファイルを持ってきて、編集できるか試してみました。確かにPagesで開いて編集できるのですが、ちょっと使い勝手が違うので、これは断念。

そこでもしかしたら何かリセットして再起動をすれば正常立ち上げするかも….と思い、iPad miniから「Mac 画面が真っ黒」でGoogleを検索したところ、下記記事を発見。

「Macの画面が真っ暗になってしまったらPRAMクリアを行おう。」

記事に書かれているとおり、command + option + P + Rを押しながら電源ボタンを押して再起動したら….見事直りました。

 

いやぁ、このような情報を共有して下さる方、本当に有り難いですね。

私も「少しでも人様の役立つ情報をブログに書いていこう」と改めて思ったのでした。
 

加えて、「データのバックアップを二重・三重にして取っておいてよかった」としみじみ思いました。

 

iPadを使ってみて、「意外に便利」と思ったこと

iPad miniを購入して、数日経ちました。意外に便利で、最近は常に使っています。

まず大きさ。MacBook Pro 13インチと比べてやや半分以下といった感じでしょうか?

Ipadmini1  

iPad miniに皮カバーを付けて使用しているのですが、いつも使用しているモレスキンのメモ帳(13x21cm/240ページ)と大きさも外見もほぼ同じ。手で触った感触も同じなので、カバンに入れて手で探すと区別がつかないこともしばしば。重さはiPad miniの方がやや重い感じです。

大きさがわかるように、拙著「100円のコーラを1000円で売る方法」と並べてみました。左から、iPad mini、モレスキンの手帳、「100円コーラ」です。

Ipadmini2 

便利だと思ったことを書き並べてみます。

1.iOS版Kindleでの読書が意外に快適。先日、富士フィルムの経営変革について書かれた古森重隆著「魂の経営」を購入、電車や待ち時間を使い、iPad上のiOS版Kindleで1日強で読み終えました。意外と読書は快適です。

振り返ってみると、これまで私は、電車やちょっとした待ち時間は、スマホでFacebookを見たり色々なサイトを見ていて知らない間に使っていることが多かったように思います。

私個人の問題なのかもしれませんが、「スマホをいじる」から「紙の本を開く」への意識の切替には、意外と大きな意志の切替が必要なのかな、と思います。iPadでその意識の切替の壁がとても低くなりました。

また私はいつも2-3冊の本を持ち歩いているので、カバンがいつも重い状態です。これも解消できそうです。

iPad上のKindleで読めるようになり、読書量を無理なく増やすことができそうです。

 

2.Dropboxで、Mac上の資料も簡単に見ることができるのが助かります。著書などのアイデアを考える際には、思考を中断しないようになるべくMacBookを使わないようにしているのですが、アイデアを生む過程で資料を見たい場合もあります。

もちろんiPhoneでも見ることができるのですが、iPadだと画面が大きいのでスクロールせずに書類全体を確認でき、思考の中断が比較的少なくて済みます。

 

3.メールの返信が簡単。やはり画面上でQWERTキーボードが使えるのは便利で、外出先でも、iPhoneよりもずっと速く長文のメール返信作業ができます。

 

4.Webブラウザーでパソコンと同じ画面が見る。これもiPadでは当たり前ですが、便利ですね。

 
5.iTunes上で映画を見ることができるのも便利そうです。(まだ試していませんが) ただセルラー環境だと5GB程度の動画データのダウンロードが大変なので、無線LAN環境で事前にダウンロードしておくことが必要かもしれません。ポータブルDVDプレイヤーのメーカーからすると、強力なライバルですね。

 

既にiPadを使っている方々からはiPadの便利さをお聞きしていましたが、実際に使ってみてわかることも多いですね。

iPad mini、到着しました

これまでiPadは使ったことがなかった私ですが、遅ればせながら、年末にソフトバンクのサイトでiPad miniを注文し、1ヶ月後の昨日、自宅に到着しました。

品切れが続いて時間がかかったようです。

電車などで移動中は、iPhoneでメール、ウェブサイト、Facebookなどをチェックすることが多いのですが、やはり画面が小さくて少々不便に感じていました。

ちょうど一昨日も、長距離出張中に電車でiPhoneの狭い画面を見ながら苦労をしていたところでした。

実際にiPad miniを入手して、各アプリを入れて使ってみると、同じiOSでも異次元の使い心地の良さです。

まぁ、そのためにiPadが作られたので当たり前ですね。

 

日本経済新聞やKindleの電子書籍も楽に読めますし、セルラーモデルにしたので出先でもある程度長文のメールの返信もできるようになります。

これから活用していきたいと思います。

Macで外出先でも映画鑑賞

これまでAppleTVで映画を見る機会が多かったのですが、iTunesでも映画を見ることができるので、試してみました。

実際に見てみると、自分が使っているMacBook Pro 13インチでは画面も適度に大きいので、ほとんど違和感ありません。(画面は「トリック劇場版2」から)

Itunes_3  

レンタル中の映画はこんな感じで表示されます。

Itunes 

AppleTVは日本語での検索がなかなかできないのですが、iTunesだと普通に検索できます。これは「黒澤明」で検索した例。

Itunes_2  

ここでは映画の他に本も検索されていますが、実際には音楽、ゲームなども検索対象になります。

操作も慣れているMac上でできるので、最近、映画はiTunes+Macで見ることが多くなりました。

外出先でも2-3時間程度の時間とネットワーク環境があれば、映画を見ることができます。使いこなすと面白そうですね。

今年1年間、有り難うございました

今年は新卒以来30年間勤務した日本IBMを6月末に卒業し、7月に独立したこともあり、私にとって大きな変化があった年でした。

本当に色々なことがありましたが、大晦日の今日、振り返ってみると、充実した楽しい1年間でした。

 

大企業の一社員という立場から離れて半年が経ち、改めて思うのは、色々な方々との有り難いご縁で自分の人生が成り立っている、ということ。

そのように考えると、2006年2月にこのオルタナティブブログに参加して約8年間続けてきたことが、様々な方々とのご縁と巡り会うきっかけをいただいて現在に至っているのだ、と改めて実感します。

有り難いことです。

 

皆様、今年1年間大変お世話になりました。

どうぞよい年をお迎えください

 

自宅でiPhoneが見つからない場合、簡単に見つける方法

自宅から外出しようと思ったら「あ、iPhoneが見つからない!」っていうこと、ありますよね。探し始めると時間もかかります。約束の時間にも間に合わないかもしれません。

こんな時、簡単に見つける方法があります。

1.iCloud.comにアクセスする

2.Apple ID/パスワードでサインオンする

3.「iPhoneを探す」を選ぶ

4.マップ上でiPhoneの場所が表示されます。恐らく自宅の上で◎(緑色の丸)が表示される筈。ここにiPhoneがあるのですが、これだけだと自宅のどこにあるかわかりません。そこで…

5.(i)マーク(iに○)をクリックして、「サウンド再生」をクリック。すると、iPhoneが音を出してくれますので、場所がわかります。結構大きな音ですが、iPhoneでパスコードを入れると音は消えます

条件は、iPhone上で

・「iPhoneを探す」設定がされていること
・3G・LTE・Wi-Fiに接続されている状態であること
・位置情報サービスが「オン」であること
・電源が入っていてバッテリー残量があること

上記設定をしておけば、万が一紛失した場合でも、「紛失モード」にしてiPhoneにロックをかけて画面に連絡先とメッセージも表示できますし、場合によってはデータを遠隔ですべて消去できます。(iPadも同じです)

詳しくは下記を参照下さい。

盗難・紛失時に iPhone を探す(パソコンでの操作方法)

心配な方は、設定しておくと安心です。

 

GoogleブックスとAmazonマーケットプレイス、とても助かっています

Googleブックスと、Amazonのマーケットプレイスを割と重宝しています。

 

色々な調べ物をする際に、「本で詳しく調べたいけど、どの本に書いてあるのかわからない」ということがよくあります。

たとえば、10-20年ほど前の本であれば取り上げられているような、昭和の時代にヒットしたマーケティングキャンペーンについて調べようとした場合。

このような昔のキャンペーンは、現在販売されている本にはほとんど取り上げられていません。ですのでアマゾン上で、キャンペーン名で検索するだけでは、なかなか見つかりません。

しかしGoogleブックスであれば、スキャニングした本については、本文を検索して、該当の本とその引用箇所を見つけることができます。

その本が探している本であれば、多くの場合Amazonマーケットプレイスの中古品に在庫があるので、すぐに注文できます。(もちろんGoogle Playで購入する方法もあります)

 

ちょっと前だったら、図書館、ブックオフ、あるいは神保町の古本屋で一日かけて探さなければならない作業が、自宅で簡単にできるのは,大変ありがたいですね。

 

情報インフラが1年前と比べてかなり強化されました

今年は独立することを念頭に年初から情報インフラ系を強化しました。

目的は、より簡単に情報入手できるようにし、さらにデータ保全性を高めてリスクをできる限り下げることです。

当たり前のことですがデータが消えると業務が停止し、お客様に多大なご迷惑をおかけすることになります。自分自身もかなり大変なストレスに晒されてしまいます。ある程度のコストをかけたデータ保全対策が必要でした。

とは言え、7月に独立して9月までの3ヶ月間は、新しい本を執筆したり、講演活動を軌道に乗せたり、会社を立ち上げたりで、最低限の対策しかできませんでした。10月以降は時間を見つけて様々な対策を講じることができました。

この結果、1年前と比較すると、こんな感じで変わりました。

■屋外でのPC接続手段
昨年まで:ワイヤレスゲート(無線LAN) + UQ (Wifi)
今年:さらにiPhone 5でのテザリングを追加。どこでも大抵は繋がるようになりました

■データのバックアップ
昨年まで:TimeCapsule (2011年導入。不具合多発)
今年:TimeCapsuleを最新版に変更

■データ多重化
昨年まで:対策なし
今年:Dropboxを使用開始。多重化を図りました

■パソコン多重化
昨年まで:Macbook Air (MBA 13)一台のみ
今年:Macbook Pro (MBP13)に変更。Dropbox経由で家族のMBA 13とデータ同期。さらにバックアップで一昨年に購入したMBA 11に同じ環境を構築

■データ取り込み
昨年まで:対策なし
今年:Scansnap iX500導入。紙の書類を大幅削減し、どこでも見られるように変更

■プリンターとスキャナー
昨年まで:Satera MF 4120使用。大量印刷・コピーは苦手。スキャナーはMac非対応
今年:Satera MF 6780dwに変更。印刷・コピーは業務用並に高速化。Mac環境でスキャナーも対応

■Webサイト
昨年まで:オフィシャルサイトを持っていたものの手を抜いていました。モバイルにも非対応
今年:「オフィス永井」設立に伴い、HBP17で新規作成。モバイルにも対応

■情報入手手段
昨年まで:主に無償のメディア系ポータルやメルマガ中心
今年:日経電子版に加入

■その他:iPhoneで下記作業を行っています

講演の動画撮影(リハーサルと本番反省用)、名刺管理(World Card)、スケジュール管理(Google Calendar + Week Cal)

 

昨年同時期と比べるとややコストがかかるようになりましたが、データバックアップ・多重化や機器の冗長化により、データ保全性はかなり高まりました。

また、より質の良い情報を簡単に入手し活用しやすい環境を作ることで、仕事の生産性も高まっています。そして仕事がサクサク進められるようになると、同時に発想力も高まるようにも感じています。

日経電子版やKindleも使い始めましたし、電車での移動も多いので、できれば年内にiPad miniも導入したいと思っています。

 

それにしても、個人でもこれだけの環境を比較的安価に構築できる時代なのですね。基本的な情報インフラ構築の面だけを考えても、起業の壁はとても低くなっていると実感します。
 

 

日経電子版に加入。重宝しそうです

遅ればせながら、日経電子版に加入しました。

自宅で日本経済新聞を購読していたので、月1000円の追加で済みました。→案内

加入は意外と簡単でウェブ上で全て完了できます。住所を入力し、クレジットカード番号を入れれば、すぐに使えます。自宅で購読している日経とは、住所でリンクさせるのですね。

 

使い始めて1週間ですが、意外と重宝しています。

有料会員限定記事は、なかなか面白い記事が多いですね。

また新しいビジネス書の構想を考えているのですが、実際の企業事例や、業績を調べる際に、過去5年間の新聞記事をすぐに検索できるのはとても便利です。記事は印刷できますし、タグを付けて保管もできるので、あとで見返すことも簡単。資料を調べる際に、手間と時間を大幅に削減できる上に、より深く調べることができます。

但し月26件目以降は、記事1件あたり175円の費用がかかるので注意。より多くの記事が読めると、有り難いですね。日経テレコンの料金と比較すると、絶妙な価格付けです。

新しいニュースはメールでも通知されます。

 

私は主にMacBookで読んでいますが、これなら電車の中などでiPadで電車で読むのもいいなぁ、と思いました。

ということで、これまでまったく考えていなかったiPad購入も検討開始しています。

  

2013年の振り返り (2): 7-12月

昨日のブログの続きで、今年の後半(7-12月)を振り返りたいと思います。

7月1日に独立してオフィス永井株式会社を設立してから、それまでの会社員生活と比べてさまざまなことが変わりました。

それまで30年間、当たり前のように月末に銀行口座に振り込まれていた給料がなくなりました。一時的に本は売れているものの、将来の収入はまったくわかりません。これまで勤務先がさまざまな形で守ってくれていた生活基盤がなくなります。仮に80歳まで生きるとしたら、自分が今後30年間生きる上での生活基盤を作る必要があります。

一方で、それまで勤務先に承認を取らなければできなかったこと(社外講演や社外著作)が、自分の判断でどんどんできるようになりました。

当然のことですが、独立してリスクは大きくなった一方で、自由度もとても高くなったわけですね。

そういう背景もあって、こんな活動を行ってきました。
 

■7月
7月01日 オフィス永井株式会社を設立し、代表に就任しました
7月04日 「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ、50万部を突破しました
7月上旬 意外と沢山ある退職関連手続きを開始 (8月末までかかって完了)
7月08日 PRESIDENT 2013.07.29号「『朝時間』革命」にインタビュー記事掲載
7月13日 「字がうまく書けるようになろう」と一大決心。「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」を開始
7月16日 苦心の末、オフィス永井株式会社の法人口座を無事開設
7月17日 桜美林大学様で、「マーケティングを理解するとあなたの人生が変わる」を講演
7月23日 グローバルナレッジネットワーク様で、「改めて顧客中心主義について考えよう」を講演
7月29日 東洋経済オンラインの連載「ストーリーで学ぶグローバルコミュニケーション力」が開始

 

■8月
8月02日 久喜市青年会議所様で、「改めて顧客中心主義について考えよう」を講演
8月07日 IBMブロガー会議「メインフレームの未来は明るい」に参加。1月半ぶりの日本IBM本社
8月14日 「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」を無事完了。少し字が上手くなりました
8月23日 グローバルナレッジネットワーク様で、「改めて顧客中心主義について考えよう」を英語で講演
8月25日 出版記念ダブル講演を中経出版様で実施
8月22日 FM放送J-Waveに出演

 

■9月
9月11日 「コミック版100円のコーラを1000円で売る方法2」出版
9月13日 欧州ビジネス協会・鉄道委員会様で「グローバルコミュニケーション」を講演。(半分英語)
9月18日 日本IBM・システム製品事業部様のパートナーイベントで講演
9月19日 『「戦略力」が身につく方法』(PHPビジネス新書)出版
9月20日 六本木・アカデミーヒルズで「『戦略力』が身につく方法」の出版記念講演
9月25日 上高地で遅い夏休みを満喫し、息抜き
9月28日 カバンを新調。三回続けて同じカバンでした
9月30日 神戸にて、UCC様のグループ幹部会議で講演
9月30日 午後は東京に戻り、早稲田大学様で講演&ワークショップ (ダブルヘッダー)

 

■10月
10月04日 MarkeZine Day 2013で「デジタルマーケティング時代でも変わらない本質とは?」の基調講演
10月05日 日本オフィス・システム様のユーザー会主催「第2回エグゼクティブ交流会IN天城」で講演
10月10日 『「戦略力」が身につく方法』、CAKESで一部公開を開始
10月13日 遅ればせながら、Dropboxを使い始めました
10月15日 JASIPA様第44回定期交流会で講演
10月18日 三井住友海上あいおい会様 名古屋研修会で講演
10月21-22日 日経主催の第15回世界経営者会議に参加。大変勉強になりました
10月22日 President Academyで講演
10月25日 MarkeZine Day 2013の基調講演が記事に

 

■11月
11月03日 新型MacBook Proに移行
11月25日 複合プリンターを新調、Canon Satera MF 4120 → MF 6780dwに移行
11月27日 兵庫県・小野市商工会議所様で講演
11月28日 島根県商工会連合会様で講演
11月30日 Academyhills「bizメンバーインタビューシリーズ」にインタビュー記事掲載

 

■12月
12月03日 2年半前に導入したTimeCapsuleを、最新型に変更。データ保全を万全に
12月06日 日本IBM様主催、SOAパートナー・コミュニティーで講演
12月13日 文化放送「オトナカレッジ」出演。初めての生放送出演
12月18日(*) ウチダ人材開発センタ様で講演
12月20日(*) 日経電子版に加入。重宝しています

 

(*)…2013/12/31に追記

一見、独立前の今年前半(1-6月)と比べると、格段にやっていることが増えて見えます。しかし昨日書いた1−6月の活動には、日本IBM社内での業務はほとんど書いていません。

実際には自分としては、「今年1年間を通じて。常にフルスピードで突っ走ってきたなぁ」という感触です。充実した1年間でした。

 

今年も残り2週間を切りました。まだ仕事もいくつか残っています。キッチリ仕上げて来年に臨みたいと思います。

 

 

2013年の振り返り (1): 1-6月

2013年12月も半分を過ぎました。今年1年間を振り返りたいと思います。

今年6月末、30年間勤務した日本IBMを退職。7月に独立して株式会社「オフィス永井」を設立、活動を開始しました。そんな状況なので、今年前半と後半を比べると、全く違う状況になりました。

今回は日本IBMに在職中だった前半(1月〜6月)を振り返りたいと思います。

■1月
1月10日:ITmedia Marketingの連載『「バリュープロポジション」から考えるマーケティング戦略論』が無事終了
1月12日:久しぶりの一眼カメラ、OM-D E-M5を購入
1月16日:朝カフェ次世代研究会で、「ビジネスパーソンの出版戦略」を講演
1月22日:「100円のコーラを1000円で売る方法」の台湾版「百圓可樂如何賣千圓」が届きました
1月23日:「100円のコーラを1000円で売る方法」の韓国版「천원짜리콜라를만원에파는방법」が届きました

 

■2月
2月05日:日本IBMで私が主宰していた早朝勉強会「朝塾」で、斉藤徹さんご登壇
2月17日:iPhone4をiPhone5に買い換えました
2月20日:朝カフェ次世代研究会で、ついに松山真之助にご登壇いただき、感無量
2月21日:多摩大学大学院の公開講座で、「ビジネスパーソンの出版戦略」を講演
2月24日:マイクロフォーサーズ・レンズ2本目LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8を購入

 

■3月
3月01日:「100円のコーラを1000円で売る方法 コミック版」、コンビニ販売開始
3月05日:勤務先の日本IBMソフトウェア事業部で、100人規模のコーチングプログラムを開始
3月11日:帯広市中小企業研修連携会議様で、「改めて顧客中心主義について考えよう」を講演
3月29日:レジェンド財団で、「ビジネスパーソンの出版戦略」を講演

 

■4月
4月上旬:日本IBMの上司や上位マネジメントに退職する旨をお伝えしました
4月08日:富士に旅行しました
4月20日:多摩大学大学院での私の講義が開始しました
4月末:5月始めまで、独立後の仕事場になる会員制ライブラリーを探していました。最終的に平河町ライブラリーにしました。

 

■5月
5月から、会社を離れた時間帯は常に新会社「オフィス永井」設立準備をしていました
5月14日:「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」の中国語繁体字版(台湾版)「贏回你的人生!一年額外創造2313小時的時間投資組合法則」が自宅に届きました
5月16日:「100円のコーラを1000円で売る方法」、CAKESで公開開始
5月中旬:ホームページビルダー17を使い始め、その使いやすさに驚愕
5月29日:日本IBMで私が主宰していた早朝勉強会「朝塾」で、かものはしプロジェクトの村田早耶香さんご登壇

 

■6月
6月09日:「100円のコーラを1000円で売る方法3」を出版
6月14日:勤務先で私のチームの皆様だけに限定して退職する旨をお伝えしました
6月16日:ドキュメントスキャナーScanSnap iX500を導入。スグレものでした
6月25日:日本IBM社員として最後になる天城ホームステッドでの講演を行いました
6月27日:「ミニッツブック版 100円のコーラを1000円で売る方法」が発売されました
6月28日:30年間勤務した日本IBMへ最後の出社日。この日、私が退職することも同僚に発表し、ブログでも告知ました

 

怒濤の日々でしたが、改めて振り返ると、はるか遠い昔のように感じますね。

このようにまとめると勤務先である日本IBMの仕事はあまりやっていないように見えますが(笑)、ちゃんと人材開発マネージャーとしてかなり密度が濃い仕事を日々こなしていました。勤務先の仕事はあまり書けないので、とても限定してご紹介しています。

 

今年後半の振り返りは、後程。

 

2年半前のTimeCapsuleを、最新型に変えました

2年半前に買ったTime Capsuleの調子が変です。

気がつくと、バックアップが取れていないまま、数週間経過していることがたびたび。

1年ほど前にAppleのサポートセンターに電話して、Firewall設定に問題があることがわかって修正しました。しかしそれからしばらくしてまたバックアップが取れていません。

先々月にMacBook Proに変えた際に、フルバックアップを取ってしばらく調子がよかったのですが、また気がつくと10日ほどバックアップが取れていませんでした。

Macのデータが消えてTimeCapsuleからリストア出来ないという悲惨な状況は考えただけでも恐ろしいですし、何としても避けたいところ。(とは言え、二重の保険の意味でも、一応写真以外の主なデータはDropbox上に置いてはいますが)

そこで新しいTime Capsuleも出たこともあって、Time Capsuleを買い換えることにしました。

こんな小さな箱に入っています。

Img_2654 

先代Time Capsuleと並べてみました。

真横から比較した図。

Img_2661 

斜め上から比較した図。

Img_2659 

新型はちょっと軽くなった感じです。

また、平面の面積が小さくなったので、棚の隅に置いても違和感がありません。

無線LANの設定は、最低限の入力をするだけでほとんど自動。本当にあっという間でした。

AppleのTime Capsuleのサイト

「AirMac Time Capsuleがあれば、コーヒーをいれるのよりもはやく、新しいWi-Fiネットワークを使う準備が整います。」

と書いていますが、これは本当ですね。

Ethernet経由でバックアップを取り始めたところ、360GBのデータが11時間で完了です。

Img_2657 

無線LANの速度も3倍になりましたし、これでバックアップもちゃんと継続的に取れればいいですね。

無事バックアップも取れたので、タイミングを見て、旧Time Capsule上のデータは、上書き消去しようと思います。

 

Academyhills「bizメンバーインタビューシリーズ」で、インタビュー記事を紹介頂きました

こんな感じの記事です。リンクはこちら

Academihills  

当ブログで何回かご紹介している通り、今年4月に平河町ライブラリーに入会し、7月に独立して以来、仕事場にしています。

インタビュー記事でもご紹介頂いている通り、とても生産性が高いシェアード・オフィスです。自前でオフィスを構えるコストと手間を考えると、とても有り難いですね。

「好きな本の紹介も」ということで、当記事では4冊紹介させていただきました。どれも、私にとってとても勉強になった本です。

ご紹介下さったAcademyhillsの金藤さんには感謝申し上げます。

 

複合プリンターを切替えました:Satera MF 4120 → MF 6780dw

こんな感じになりました。(右が4年前に購入したCanon Satera MF 4120(粗大ゴミ収集予定)、左がこのたび新調したCanon Satera MF 6780dw)

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大きさの差は歴然です。MF 6780dwは、いかにも「オフィスで使う複合機」といった風情があります。

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これまでは、2009年に購入したCanonモノクロレーザー複合機であるSatera MF 4120を使っていました。

そして今年7月に独立し、会社を作ってから、自宅で印刷・コピーしたり、スキャナーを使うことが増えました。

MF 4120は安定していていいプリンターなのですが、最近は色々と問題が出てきました。

・2年前にPCをThinPadからMacBookに変えたものの、Mac用ドライバーがスキャナーに対応していないため、Macだとプリントしかできない。

・10枚程度の印刷であれば問題なく印刷できるが、数十枚以上になるとちょっと厳しい。大量印刷・大量コピーの場合は、Kinkos等のコピーサービスに頼らざるを得ない

そこでトナーも少なくなってきたので、このタイミングで切り替えることにしました。

 

下記が要件でした。

1.複合機(プリンター/スキャナー/コピー)で、モノクロのレーザープリンター

補足:私は写真がライフワークですが、写真はネット経由で写真専門店でプリントしているので、写真をプリンターでカラー出力することはありません。むしろ文章を印刷することの方が多いので、モノクロレーザープリンターが必要でした。

2.100枚以上を出力しても問題なく印刷できること

前述の理由です。

3.無線LAN対応であること

これまではUSB接続だったので、プリンターの場所まで移動して印刷していました。

4.重いと腰を痛めるので、あまり重すぎないこと

MF 4120だと12Kg程度なので持ち運びは楽なのですが、複合機はモノにより30Kgを超えたりします。自宅で場所を動かすこともあるので、20Kg程度のものが必要でした。ちなみにMF 6780dwのカラー版Satera MF8380Cdwは、30Kgを超えます。

5.できればA3までスキャンできると有り難いが、なくてもOK

A3までだと新聞記事も余裕でスキャンできるのですが、これは重さや価格との兼ね合いになります。A3をスキャンするケースは限られますし、場合によっては半分ずつスキャンすればイメージ編集で繋げられるので、優先順位を落としました

 

色々と検討した結果、MF 6780dw(2011年9月発売)を選びました。

実は新モデルのMF6880dw(2013年10月発売)も検討しました。

両モデルで目立つ違いは、解像度(600×600 dpi→1200×600 dpi)とスマホのダイレクト印刷機能。

これらは私にとってはあまり重要な機能ではありません。

その割には価格差が2万円あったので、MF 6780dwにしました。

 
これまで使ってきたMF4120と、新調したMF6780dwのスペックの違いは下記の通りです。

Mf6780dw

オフィス環境を考えた場合、プリンター、コピー、スキャナーはちゃんとしたモノを使いたいところなので、これで少し仕事もはかどりそうです。

アマゾンや価格.comでも高く評価されているように、いい製品です。

それにしても、このような複合機がアマゾンで5万円以下で購入できるというのは、便利な世の中です。