目の前のパックを奪い合うのではなく、パックが行く先に先回りすべし


2012/9/1の日本経済新聞の記事「アップルvs.サムソン混戦」で、編集委員の村山恵一さんが「『ジョブス依存』革新生まず 決着、法廷より市場へ」という解説記事を書いておられます。

—(以下、引用)—

パックがあった場所ではなく、パックが向かおうとしているところへスケートを走らせるーー。アップルのスティーブ・ジョブス前最高経営責任者(CEO)は生前、アイスホッケーの名選手が放ったこの言葉が好きだと語り、それを地でいく経営で業界を主導した。

—(以上、引用)—

解説記事では、ジョブスは、iPod miniが大ヒットしていた2005年にiPod nanoを発売してminiへの巻き返しに躍起だったソニーとサムソンを突き放し、築き上げたiPodの市場を破壊するのを恐れずに今度は2007年にiPhoneを投入したことを紹介しています。

しかしながら、記事にも書かれているように、現在の法廷論争を見ていると目の前のパックを奪い合っているように見えます。

確かに現在のビジネスを考えると目の前のパックも大切ですが、未来の差別のためにはパックが行く先に先回りすることが大切。そして未来は今の積み重ねで作られるのです。

「パックが行く先に先回りすべし」という言葉は、私たちにとっても重要な示唆を与えてくれていると思います。