「悩むのでなく考えなさい。アスリートは考えることを優先しないと進歩しない」


表題は、本日2013/5/29の日本経済新聞「私の履歴書 岡本綾子」に書いてあった言葉です。

 

ゴルフを引退した岡本さんは、若い後輩を教える立場になりました。

若い人たちがすぐ「悩んでいるんですけど」と泣きついてくるのに対して、表題の言葉で説教をされるそうです。

これはアスリートに限らず、ビジネスパーソンでも、あるいは他分野でもまったく同じですね。

「100円のコーラを1000円で売る方法」でも、主人公の宮前久美に対してメンター役の与田誠は、ヒントを出すだけでなかなか正解を教えません。

宮前久美は、自分で試行錯誤をしながら正解を探すことで、成長していきます。

このように自分で考えることで成長していくのですね。

 

先輩の立場にある人が考えるべきことは、後輩に正解を教えるのではなく、より深く考えるきっかけを提供することなのだと、岡本さんの言葉を読んで改めて思いました。

つい正解を話したい欲求に負けてしまうのですが、実は自分が正解と思っていることは、今の時代ではもはや正解でないことがある。後輩の方々が自力で探してくる答えがより正解に近いこともまた多いのですよね。