実はボツになったかもしれない、歴史的写真


この雑誌の表紙写真をご覧になって、覚えている方は、多いのではないでしょうか?

これは、「National Geographic史上、もっとも有名」と言われている「アフガンの少女」の写真です。当時のソ連(現・ロシア)がアフガニスタンに侵攻した1984年に撮影され、1985年6月号に掲載されました。

このアフガン難民の12歳の女の子は、ソ連軍の爆撃で両親を失い、祖国を追われているところを、撮影されました。

 

戦争の悲惨さを世界に訴えた歴史的写真であり、一度見ると忘れられない写真ですが、実は「表紙にはキツすぎる」と言われ、他にも色々と反対があり、ボツになりかけた写真だそうです。

その経緯を書いた記事が、National Geographicのサイトに掲載されています。(記事は2013年10月のもの)

実はボツ写真だった史上もっとも有名な「アフガンの少女」

企業は、顧客の反応を予想したり想像しながら、何を提供するかを常に考えています。大コケする場合もあれば、思わぬ大ヒットになることもあります。

「アフガンの少女」の経緯を知り、改めて、難しいものだと思いました。

 

ちなみにこの「アフガンの少女」を撮影したスティーブ・マッカリー氏が、東日本大震災で撮影した写真もあります。→こちら

 

写真の力は偉大です。