2013/6/26の日本経済新聞の連載記事「Wの未来 会社が変わる② しなやかな革命」で、人材派遣パソナにて抜群の営業成績を誇る7名のチームが紹介されています。
その7名に共通するのは、①いち早く帰宅する②子育て中の女性の二つ。この「キャリアママチーム」の成約率は男女一緒の他チームの2倍だそうです。
—(以下、引用)—-
「1分1秒でも無駄に出来ないからこそ知恵が出てくる」とチーム長の矢野美紀子(38)はほほ笑む。
(中略)
日本は欧米諸国に比べ労働生産性が低く労働時間が長い。かねて指摘されながらままならなかった日本の長時間労働の改善に、短期集中という新たな武器を働くママたちが持ち込んだ。
—(以上、引用)—
確かに「時間をかければよい」と考えて、長時間労働しがちな日本の職場の風潮は、なかなか改善が難しいですよね。
一方で私が勤務する職場では、マネジメント分野・プロフェッショナル分野ともに、女性で活躍されている方々がたくさんおられます。
そのような方々を見ていていつも感じるのは、仕事への集中力の高さです。
キッチリと仕事を仕上げて、定時退社される方が多いように思います。その集中力たるや、素晴らしいです。
私自身、ダラダラと時間を過ごすのは何よりも苦痛で、仕事を短時間で集中して仕上げたいと考えるタイプです。
私のチームは女性比率が8割ととても多いのですが、このような方々と仕事をするのはとても楽しいですね。
ですのでこの記事を拝読し、まったくその通りだな、と実感しています。
解説記事では、帝人・大八木成男社長の言葉が紹介されています。
—(以下、引用)—
女性が増えて職場の雰囲気が変わってきた。育児中の女性は効率的に働く努力をする。そうした女性の働く姿は男性社員に様々な面で影響を与えている。
—(以上、引用)—
確かに企業が変わってきますね。
このように考えると、「女性の活躍推進のために『3年の育児休暇』」は、現実と矛盾している提言のようにと思ったりします。
むしろ、育児中の女性にも男性と対等に働く仕事の場を提供し、育児と仕事を両立する環境を提供することが日本が強くなることに繋がると思います。
さらに「育メン」という言葉も浸透してきています。「育児は女性の役目」も見直して、男性も積極的に子育てするようにしていければいいですね。
モノポリーな考え方に基づく組織は環境変化に弱いもの。一方で多様な考え方は、組織をしぶとく強くします。
男性価値観中心の日本の職場が変われば、日本企業も強くなると思います。
お疲れ様でした。先に卒業されてしまいましたが、今後もよろしくお願いします!!!
けんじろうさん、ありがとうございます!