今日、新社会人一日目を緊張してお迎えのことと思います。
実は、社会人になってから最初の1ヶ月間でしか出来ないことがあります。
そこで新社会人の皆さんには、この1ヶ月間は是非そのことを頭の隅に置いておいて過ごしていただければと思います。
「会社の仕組みを覚えること?」
「社会人としてのマナーを身につけること?」
「ちゃんと先輩社員を立てること?」
いえいえ、その程度のことなら、普通に社会人をやっていれば、ちゃんと身に付きます。
この1ヶ月間しかできないこと、それは、生涯の友人となり得る、同期の友人を出来るだけ多く見つけて、出来るだけ沢山の思い出を作ることです。
考えてみれば新入社員時代というのは不思議な時期です。
ビジネスの世界に入ったものの、この時期は同期の人達とは全く利害関係がありません。
これが2-3年経過してくると、配属先の違いで、それぞれの部門文化に染まりはじめ、部門同士の付き合いの面が入ってきます。例えば営業部門 vs 開発部門とか。そして部門を代表sる意見を言い始めたりします。
10-20年位経過すると、昇進の差が出て、場合によっては同期が上司になったり部下になったりします。
このような関係ではじめて同期だったと知っても、「同期なので全く利害関係なしにお付き合い」という訳にはいきません。
しかし、新入社員時代はそんなことは全く関係なし。
学生時代の延長で、個人 vs 個人で、タメ口で言いたいことも言えるし、感情的なケンカも出来るでしょう。
この人間関係は、何十年も続きます。
実際、私も同じ事業所に入った同期の人達とは入社以来毎年会っています。退社して別の会社に移ったり、自分の会社を興したりしている同期も一緒です。
こんな時期は、今しかありません。
仲良く酒を飲んだり、ケンカしたり、将来のあるべき姿を熱っぽく議論しあったりして、いい思い出と沢山の同期の友人を作ってください。
24年前に新入社員だった、おじさんより。