Looops斉藤徹さんのTwitterで見つけた記事です。
アーネスト・ヘミングウェイが「六つの単語で物語を作れるかどうか」という賭けで勝利した物語が紹介されています。
For sale: baby shoes, never worn
売ります:赤ちゃんの靴、未使用
うむ、さすがです。泣けます。
これを見て思いだしたのが、William Strunk Jr.という人が1918年に書いた"The Elements of Style"という本にあった、次の文章。
Vigorous writing is concise.
力強い文章は、簡潔である
上記について、この本の邦訳本「英語文章ルールブック」(荒竹三郎訳)から引用します。
文には不要な語があってはならない。
….文を短くし、詳細な記述をさけて、要点だけで主題を処理せよということではない。
ひとつひとつの語に意味をもたせることである。
全てのビジネス文書、プレゼン資料、書籍、等々でも全く同様ですね。
偶然同じTweet見て、同じ感想を持ちました。簡潔なのが大切ですね。英語では、作文の練習で、如何に文章を短くできるかというトレーニングがあります。
簡潔で正確で、読み手を魅了する文章、とっても憧れます。
是非、そういう文章を書けるようになりたいものです。
強く同意しながらも、心配な点もあります。
技量が不足している場合かもしれませんが、簡潔に記述した(つもりの)文章は、まま、読み手の技量を要求することが多い気がします。
もっと直接的に言えば「誤読されやすい文章」につながると思います。
日本の(義務教育の)国語教育は、文学に偏りすぎていて、「正確に意見や事実を伝達するための文章能力」を育成できていないと考えています。
習得の順序としては、
①正確な記述ができるようになり、
②冗長さを排除できるようになり、
③美しい文章が書けるようになる。
っていう感じではないかと。
永井さんの文章はとても読みやすく、いつも感服していますが、そういう訓練のできていない人は、基礎から順にきちんと身に着けていただきたいなと感じます。
なんだか愚痴っぽくなってしまいました。ごめんなさい。
坂本さん、
ありがとうございます。簡潔さ、本当に大切だと思います。
(とても難しいのですけどね)
通り過ぎ様、
コメントありがとうございました。
また過分なお言葉、恐縮です。
通り過ぎ様の心配は、万人の心配でもありますね。
私にはコツをお伝えできる程の技量はありませんが、あえて自分の経験で考えると、よい文章を真似することと、文章を書く経験を積むことでしょうか?
(ブログを毎日書いたりすると、いやでも経験できてしまったりしますが)