サービス業を除けば、月曜日から金曜日まで働いて、土日は休む、という人が多いと思います。
私も月曜日から金曜日までほぼ戦闘状態。朝7時から夜まで仕事をし、その後にブログを書いたり、本の校正をしたりして、4-5時間程寝て翌日を迎えます。
土日はスイッチが完全に切れ、土日に充電して、また月曜日を迎えます。(土日に仕事があることもあり、スイッチが入ったまま月曜日を迎えることもありますが)
土日もなく働いている経営者やビジネスパーソンの方もおられるかもしれませんが、多くのビジネスパーソンはこんな感じなのではないでしょうか?
ふと考えたのですが、この1週間7日間というパターン、どのような経緯で世界に広まったのでしょうか?
気になったので、Wikipediaで調べてみました。
簡単にサマリーすると、
・週・曜日の概念は古代バビロニアで生まれ、紀元前1世紀頃のギリシア・エジプトで完成した
・そして、ユダヤ教徒が使ったものがそのままキリスト教徒に伝えられた
・日本には入唐留学僧らが持ち帰った密教教典によって、平安時代初頭に伝えられ、朝廷が発行する具註暦にも曜日が記載されるようになった(現在の六曜のような、吉凶判断の道具として使われた)
・江戸時代になると七曜は煩わしくて不必要とされ、日常生活で使われることはなかった
・曜日を基準として日常生活が営まれるようになったのは、明治時代初頭のグレゴリオ暦導入以降
近代では、七曜制を廃止し、独自の曜日が設けようとした試みもあったそうです。
■フランス革命暦
1793年11月24日から1805年12月31日までと1871年のパリ・コミューンの際に用いられました。
フランス革命暦は、合理性を追求するために、1ヶ月を30日とし、これを10日づつ3つのデカードに分けましたが、七曜に慣れた国民にとって苦痛だったため、元の七曜制に戻されました
■ソビエト連邦暦
1929年から1940年まで、2つの時期に分けられて用いられました
・1929年10月1日から、宗教抑制のために従来の七曜は廃止。黄曜日・桃曜日・赤曜日・紫曜日・緑曜日の五曜制に移行。休日の増加と生産の効率向上を狙い、国民それぞれに休日となる曜日を割り当て。しかし、家族間の休日不一致等の理由から大変不評で、肝心の生産効率もまったく向上しなかったため、1931年11月30日を以て廃止。
・1931年12月1日からは、黄曜日・桃曜日・赤曜日・紫曜日・緑曜日を廃止し、毎月第6・12・18日・24日・30日を国民共通の休日とする新しい制度に移行。七曜より休日日数は多いものの、これも大変不評。1940年に元の七曜制に復帰。
このように歴史をふり返ってみると、7日間を1つの週として生活を送るパターンは、現代の人間にとって生理的に相性がよいようですね。