年末、本棚を整理していたら、出てきました。
『ミーハーのための 見栄講座 その戦略と展開』
(馬場康夫作、松田充信絵、ホイチョイ・プロダクション作品、小学館)
1983年11月の発売。当時、とても話題になりました。
もう26年も前の本で、ページも焼けて茶色になっています。
当時、私は大学4年生。ビッグコミック・スピリッツに連載されていたのを面白おかしく読んでいましたが、それが本になってまとまったので、購入したものです。
目次は下記のような感じです。
見栄テニス
見栄スキー
見栄フランス料理
見栄海外旅行
見栄オートバイ
見栄キャリア・ウーマン
見栄軽井沢
見栄湘南
見栄シティ・ボーイ
改めてページをめくってみて読み返すと、….時代を感じますね。
もちろん、当時の若者(=私達)も、真剣に読んでいたのではなく、冗談半分に受け取っていたのですが、このような見栄スタイルがこの頃流行っていたのも事実です。
バブルがはじけたのは、この10年近く後。
大量消費・マスマーケティング社会の時代を反映して、生まれた本とも言えるかもしれません。
現代の草食系男子から見ると、こんなライフスタイルは、ちょっと痛いかもしれませんね。
こんにちは。私も昔読んでいました。「カノッサの屈辱」もホイチョイでしたよね。バブル全盛、飽食の時代、今となっては日本が長期を見据えることなく如何に無駄な消費を繰り返してきたかを学ぶのにちょうどよい題材かもしれません。将来は歴史書?w
玉川さん、
コメントありがとうございます。
「カノッサの屈辱」、ありましたね。
ホイチョイだったのですね。
個人的にはホイチョイ大好きですが、無駄に豊かだった時代をふり返るよい題材ですね。
カノッサの屈辱といえば小山薫堂さんですね。
しかし懐かしい。カフェバーのテーブルの上にゴットンと置いた巨大な携帯電話も懐かしい。ついでにYappie Handbookあたりと並べてみると、なんだか涙が出てきそうです。
岩永さん、
コメントありがとうございます。
…うーむ、同世代ですね。