久しぶりに5年前に書いた「戦略プロフェッショナルの心得」(オンデマンド印刷版はこちら)を読み直しています。
この本は2008年に初めて出版した本です。私にとって、いわゆる処女作ですね。
読み直してみて、改めて二つのことに気がつきました。
一つ目は、現在本に書いていたり、講演で話している内容の多くのことが、この本に書かれていることです。
「作家は処女作に向かって成長する」という言葉があります。
この本はまさに私のとって源流なのかもしれません。
中には最近はあまり言わなくなったことも書いてあったりして、新しい発見もありました。
もう一つは、その一方で文章がまだ固く、やや冗長であること。
その後に出版した「バリュープロポジション戦略50の作法」や「100円のコーラを1000円で売る方法」、「同2」は、平易な言葉を使い、分かりやすさを最重視して書いています。
これらの本と比べると、やや読みにくい印象を受けました。
いずれにしても、この本を出してからもう5年が経つのですね。
思い返せば、現在の著作活動は全てこの本から始まりました。
オルタナブロガーの皆様をはじめ、沢山の方々に助けていただいて、自費出版で出した本です。本当にありがたいことです。
自分にとって、とても大切な本です。