「あの件、どうなりました?」
「数日前にメールしたんですけど、返事がないので…。とりあえず返事待ちです」
「うーん。相手の返事がないと進められないですよね。困りましたね」
こんなこと、意外と多いですよね。
比較的緊急で重要な案件の場合、こんな状況になると、仕事が停滞してします。
どうすればいいのでしょうか?
仕事は、仕事相手に色々な連絡をしてやり取りをしながら、進んでいきます。
今は、メール(あるいはFacebookメッセージ)、電話、あるいは直接会って話すなど、色々な連絡手段があります。
メールは比較的簡単ですし、相手が忙しい時に中断させる必要もありません。結構気軽に使えます。そこでメールで連絡するケースが多いのではないかと思います。
ただ、文字主体のメールでは、行き違いも多いのです。冒頭のケースは、そんな状況になっている可能性が高いのです。
実は、どのような場合に、どの連絡手段を使うのかを明確にしておくと、冒頭のような状況に陥るのを避けることが出来ます。
私の場合、その連絡事項を次の二つの要因で分類します。
■それは、込み入った話か? → Yes / No
■それは、相手の回答が必要か? → Yes/No
この二つで分類した上で、以下のように対応します。
ちなみに「込み入った話かどうか?」は、大きく二つの要因があります。
■相手に伝わりやすいシンプルな話か?(→複雑な話は会うべき)
■相手がすぐに返事できる話か?(→考え込ませる話は会うべき)
ここ数年間、おつき合いが増えた出版社の編集者の方は、総じて連絡のやり取り上手な方がとても多いように感じています。
文章を使って知識を伝えることを仕事にしている人たちなので、「情報が伝わるか?」ということをよく考え抜いておられるのでしょうね。
仕事では、相手とちょっとした理解の行き違いが発生するだけで、大きな損失を生み出します。
連絡で行き違いがないように、充分に気をつけたいものです。