ひろゆき(西村博之)著「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」を読んでいますが、最初になぜ潰れないのか結論が書いています。
—(以下、引用)—
2ちゃんねるが潰れる原因を考えると、(1)金銭的な問題、(2)社会的な問題、(3)法的な問題の3つがあります。
(1)金銭的な問題で考えると、2ちゃんねるは広告収入で運営されているので、閲覧者がいなくなれば潰れてしまいますが、今現在は運営費を賄えている状態です。
(2)社会的な問題は、実はリスクにはならず、「社会的に2ちゃんねるは問題である」と誰かが発言をしたとしても、その発言者が強制力を持たない限り何も変わりません。
そうなると、最終的に(2)法的な問題が残ります。実は、法的な問題も「2ちゃんねるは、アメリカのサーバーでアメリカのサービスです」と言い張った途端、日本の法律が何も通用しないという現実があるのです。
結果的に2ちゃんねるの閲覧者数が激減し、広告収入が入らなくなることで、規模がどんどん縮小し、最終的に消滅するということ以外、潰れる可能性はないのです。
—(以上、引用)—
つまり、2ちゃんねるが潰れる時は市場の支持がなくなった時である、ということで、実際に数多くの訴訟を受けているこの著者ならではの説得力のある説明です。
2ちゃんねるや、いわゆるWeb2.0関連サイトを見ていて強く感じるのは、ネット上の社会では、リアルな社会よりも、マーケット原理がより強く働く、ということですね。
ただ、「Web2.0は大嫌い」と言っている著者だけあって、この本の中でもWeb2.0については「その言葉の意味がさっぱりわかっていません」と批判的ではあります。
賛否両論はありますが、「他人に全く左右されない自分の考えをしっかり持っている」という点で、私はひろゆきさん(世の中ではあまり「さん」を付けていないようですけど)は結構好きです。
2chがつぶれない理由について
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